『沈まぬ太陽』 [映画(日本)]
昨日、妻と『沈まぬ太陽』を観てきました。
http://shizumanu-taiyo.jp/
(上映時間 202分 途中10分間の休憩あり)
解説:
人気作家・山崎豊子による同名ベストセラー小説を、壮大なスケールで映画化した社会派ドラマ。日本が経済大国へと急成長した激動の時代を背景に、巨大企業に翻弄(ほんろう)されながらも自らの信念を貫く男の姿を描く。監督は『ホワイトアウト』の若松節朗、脚本を『陽はまた昇る』の西岡琢也が担当。組織と闘う主人公を演じた渡辺謙をはじめ、三浦友和、石坂浩二など実力派俳優がそろったキャスティングにも注目。(シネマトゥデイ)
【ややネタバレあります】
いやー、よくぞこれだけのキャストで作ったなという感じです。(笑)
これだけ揃えることだけでも大変だったでしょう。
例えば、ジャンボ機墜落で亡くなってしまう客室乗務員に
樋田恭子(松下奈緒さん)がいます。
上映が始まって墜落まで、出番としては短いと思うんです。
だけど、遺族を取り巻く環境や
主人公・恩地元(渡辺謙さん)、樋田恭子の先輩・三井美樹(松雪泰子さん)らの行動を描くとき、
やはり思い出せる顔じゃないとダメなんですね。
公式ページの出演者を羅列してみても(敬称略)
≪恩地家≫
渡辺謙、鈴木京香、柏原崇、戸田恵梨香、草笛光子
≪遺族≫
宇津井健、木村多江、清水美沙、鶴田真由
≪国民航空経営陣≫
神山繁、柴俊夫、三浦友和、西村雅彦、
≪国民航空≫
石坂浩二、山田辰夫、松雪泰子、香川照之、大杉漣、風間トオル、菅田俊、松下奈緒、
≪日本政府≫
加藤剛、小林稔侍、小野武彦、矢島健一、田中健、品川徹
≪そのほか≫
小日向文世、長谷川初範、渡辺いっけい、秋野暢子
これだけの名前が並びます。
nomameでさえほとんど知っています。(笑)
さて主たる感想・・・・。
こういう「恩地元」みたいな不器用な生き方・・・・好きだな。
ていうか、羨ましくさえ感じます。
この渡辺謙さん。
原作者の山崎豊子さんに出演を直訴したという話は大きく取り上げられていますし、
クランクインに向けて、自費でアフリカ滞在を経験してから撮影に臨んだとか、
日本テレビ系列で特集番組も放送されていました。
静と動の幅がとても広く、引き込まれる演技でした。
もうひとつ、見逃してしまいそうなんですけど、
実は実は、恩地元への女性の思いやりがグッときましたね。
鈴木京香さん演じる、夫への妻の思い。
戸田恵梨香さん演じる、父への娘の思い。
草笛光子さん演じる、息子への母の思い。
どの姿も温かくて、揺るがなくて、とても大きく深いものでした。
宣伝で使われた“映像化不可能と言われた・・・・”というのは
いくらなんでも大袈裟すぎないかと感じましたし、
原作・映画両方の内容に対して大きな批判があることも知っていますが、
今の時代に完成したのは大事なことで、
やはり必要な作品だったのではないかと思います。
あまりに大作すぎて、
nomameのレポもまとまりが付かなくなってしまいました。(苦笑)
あとブログでお世話になっているnaonao さんが
『naonao 日々のこと』で素晴らしいレポを書かれています。(コチラ)
ぜひご覧ください。
http://shizumanu-taiyo.jp/
(上映時間 202分 途中10分間の休憩あり)
解説:
人気作家・山崎豊子による同名ベストセラー小説を、壮大なスケールで映画化した社会派ドラマ。日本が経済大国へと急成長した激動の時代を背景に、巨大企業に翻弄(ほんろう)されながらも自らの信念を貫く男の姿を描く。監督は『ホワイトアウト』の若松節朗、脚本を『陽はまた昇る』の西岡琢也が担当。組織と闘う主人公を演じた渡辺謙をはじめ、三浦友和、石坂浩二など実力派俳優がそろったキャスティングにも注目。(シネマトゥデイ)
【ややネタバレあります】
いやー、よくぞこれだけのキャストで作ったなという感じです。(笑)
これだけ揃えることだけでも大変だったでしょう。
例えば、ジャンボ機墜落で亡くなってしまう客室乗務員に
樋田恭子(松下奈緒さん)がいます。
上映が始まって墜落まで、出番としては短いと思うんです。
だけど、遺族を取り巻く環境や
主人公・恩地元(渡辺謙さん)、樋田恭子の先輩・三井美樹(松雪泰子さん)らの行動を描くとき、
やはり思い出せる顔じゃないとダメなんですね。
公式ページの出演者を羅列してみても(敬称略)
≪恩地家≫
渡辺謙、鈴木京香、柏原崇、戸田恵梨香、草笛光子
≪遺族≫
宇津井健、木村多江、清水美沙、鶴田真由
≪国民航空経営陣≫
神山繁、柴俊夫、三浦友和、西村雅彦、
≪国民航空≫
石坂浩二、山田辰夫、松雪泰子、香川照之、大杉漣、風間トオル、菅田俊、松下奈緒、
≪日本政府≫
加藤剛、小林稔侍、小野武彦、矢島健一、田中健、品川徹
≪そのほか≫
小日向文世、長谷川初範、渡辺いっけい、秋野暢子
これだけの名前が並びます。
nomameでさえほとんど知っています。(笑)
さて主たる感想・・・・。
こういう「恩地元」みたいな不器用な生き方・・・・好きだな。
ていうか、羨ましくさえ感じます。
この渡辺謙さん。
原作者の山崎豊子さんに出演を直訴したという話は大きく取り上げられていますし、
クランクインに向けて、自費でアフリカ滞在を経験してから撮影に臨んだとか、
日本テレビ系列で特集番組も放送されていました。
静と動の幅がとても広く、引き込まれる演技でした。
もうひとつ、見逃してしまいそうなんですけど、
実は実は、恩地元への女性の思いやりがグッときましたね。
鈴木京香さん演じる、夫への妻の思い。
戸田恵梨香さん演じる、父への娘の思い。
草笛光子さん演じる、息子への母の思い。
どの姿も温かくて、揺るがなくて、とても大きく深いものでした。
宣伝で使われた“映像化不可能と言われた・・・・”というのは
いくらなんでも大袈裟すぎないかと感じましたし、
原作・映画両方の内容に対して大きな批判があることも知っていますが、
今の時代に完成したのは大事なことで、
やはり必要な作品だったのではないかと思います。
あまりに大作すぎて、
nomameのレポもまとまりが付かなくなってしまいました。(苦笑)
あとブログでお世話になっているnaonao さんが
『naonao 日々のこと』で素晴らしいレポを書かれています。(コチラ)
ぜひご覧ください。
原作者自身が公言している、ストーリーテリングの手法そのものが、事実歪曲の危険を孕んでいることは事実でしょうね。
そういうことも含めて、「フィクション」だけどリアリティのある題材をどう受け止めるか、そういう聴衆や読者の力量が試される作品というのも有ってよいと私は思います。
私も絶対観に行こうと思っています。
by おとまつ (2009-11-05 09:39)
>>おとまつさん
おっしゃる通り、小説以上に映画のインパクトは大きいですからね。
軽々しく言ってはいけませんが、
日本人のこうした客観的な洞察力を高めるためにも
やはり大事な作品だと思います。
by nomame (2009-11-05 12:34)
私の記事まで紹介してくださってありがとうございます。
「素晴らしいレポ」だなんてお恥ずかしい限りですが・・・。
日航はこの映画が名誉毀損的なことで訴えることも辞さない構えらしいですね。一体どうなるのでしょう。
by naonao (2009-11-05 21:24)
>>naonaoさん
確かに企業としての立場もあるでしょうから一概には言えませんけどね。
仮に非難を浴びる内容だとしても、
逆に反転成長の一因としてもらいたいです。
by nomame (2009-11-06 21:57)