『孤高のメス』 [映画(日本)]
【長文ご注意】
昨日は展示会場から直帰できて
早めに帰れることが分かっていたので、
妻と一緒に 『孤高のメス』 を観てきました。
公式サイト= http://www.kokouno-mes.com/
解説:
患者のたらい回しなど現代の医療問題に鋭く切り込む衝撃的な医療ドラマ。実際に医療に携わる大鐘稔彦の同名小説を基に、地方の市民病院に勤務する外科医が旧弊な医療現場で困難な手術に立ち向かうさまを描く。主人公の外科医を『クライマーズ・ハイ』の堤真一が演じ、『フライ,ダディ,フライ』『ミッドナイト イーグル』の成島出がメガホンを取る。ほかに、夏川結衣や柄本明などが共演。リアルな医療現場に震撼(しんかん)させられるのはもちろん、鬼気迫るストーリー展開も見応え十分だ。
(シネマトゥデイ)
なんといっても堤真一さん(当麻鉄彦役)の演技を楽しみにしていました。
いやあ、改めて凄い俳優さんですよ。
医師としての信念と、人間臭い個性。
見事に表現されていました。
いや、他にもあるでしょうけれど、nomameの方が言葉が見つからない・・・・。(汗)
もしこの人が実在するのなら、訪ねてお会いしてみたいと、
心から感じましたね。
他の出演者も、本当に役柄に合った配役で、
皆さん等身大の無理のない自然な演技でしたね。
夏川結衣さん(中村浪子役)
看護婦、母親、仕事を持つ女性という幅広い人間像が良かったなぁ。
人間って、こうやってヘソ曲げたり、真剣になったりするよねって、
とても共感できました。
余貴美子さん(武井静役)
ていうか、この方の演技に不満なんて感じるのでしょうか?
「おくりびと」にしたって「ディア・ドクター」にしたって、
その役柄・生き様には、常に引き込まれてしまいます。
吉沢悠さん(青木隆三役)
たまにお見かけするっていう印象でしたが、
若さや立場からくるもどかしさが、とても伝わってきました。
こうやって真正面から逃げずに生きたいもんだな。
成宮寛貴さん(中村弘平役)
わりとヤンチャなイメージがありましたが、
ずいぶん落ち着かれたのかな。
志を高く持つ青年医師として魅力的でした。
中越典子さん(大川翔子役)
いわゆる“娘”役としては実力を発揮されるよなぁ。
この人の“お父さん!”とか“パパ!”という呼びかけは絶品ですよ!(笑)
家族を思う、その表現力が素晴らしいんでしょうね。
松重豊さん(実川剛役)
決して寡黙なだけの俳優さんではないですけどね。
やはり威厳と迫力は見事です。
大学教授像という複雑な要素が入り混じった役柄を
見事に表現されていたと思います。
柄本明さん(大川松男役)
生瀬勝久さん(野本六男役)
このお二人は味ありすぎ!(笑)
正直、「笑わせてくれるんでしょ?」みたいに期待しすぎちゃうんでしょうけれど、
そうした柔らかさを残しつつも、
役柄上の固さが上手い具合にマッチしていました。
え?キャスト一人一人に、スペース割きすぎですか?(自爆)
まぁ、それほど素晴らしい作品だったと汲み取って下さいませ。
nomame的には今年一番の作品になるかもしれない『孤高のメス』ですが、
当然評価の低い方もいらっしゃるでしょうし、
その言い分を予測してみるとしたら、
おそらく“リアル”過ぎてつまらないんだろうなぁ。
医療関連の仕事をしているからでしょうか、
nomameには一つ一つのリアルさが、感動的でしたね。
例えば作品の設定が1989年、つまり現代から20年も前なわけです。
この時間差が、医療現場では別世界と言ってもいいくらい、すごい変化があるのです。
オペ中に着用しているガウンが、
1枚目の画像のような再使用する布製から、
現代のオペ映像では使い捨ての不織布製になっていたり、
20年前のオペ室や準備室がとても不潔に見てとれてしまったり、
器械器具の洗浄の仕方が乱暴だったり、
“今じゃ、こんなことあり得な~い!”ていうような、
当時のリアルな医療現場が、かえって迫力を出しているんでしょうね。
そこを、どう感じ取るかで評価は分かれると思います。
まあ、だらだらと書きすぎてしまいましたが、
nomameとしては大きな勇気を頂いた作品です。
職場の中ではわりとカタブツで扱われているnomameで、
その真剣さに周りが付いてこれなかったりすることもありますが、
自分の正しいと決めた信念は揺るがせたくないですね。
昨日は展示会場から直帰できて
早めに帰れることが分かっていたので、
妻と一緒に 『孤高のメス』 を観てきました。
公式サイト= http://www.kokouno-mes.com/
解説:
患者のたらい回しなど現代の医療問題に鋭く切り込む衝撃的な医療ドラマ。実際に医療に携わる大鐘稔彦の同名小説を基に、地方の市民病院に勤務する外科医が旧弊な医療現場で困難な手術に立ち向かうさまを描く。主人公の外科医を『クライマーズ・ハイ』の堤真一が演じ、『フライ,ダディ,フライ』『ミッドナイト イーグル』の成島出がメガホンを取る。ほかに、夏川結衣や柄本明などが共演。リアルな医療現場に震撼(しんかん)させられるのはもちろん、鬼気迫るストーリー展開も見応え十分だ。
(シネマトゥデイ)
なんといっても堤真一さん(当麻鉄彦役)の演技を楽しみにしていました。
いやあ、改めて凄い俳優さんですよ。
医師としての信念と、人間臭い個性。
見事に表現されていました。
いや、他にもあるでしょうけれど、nomameの方が言葉が見つからない・・・・。(汗)
もしこの人が実在するのなら、訪ねてお会いしてみたいと、
心から感じましたね。
他の出演者も、本当に役柄に合った配役で、
皆さん等身大の無理のない自然な演技でしたね。
夏川結衣さん(中村浪子役)
看護婦、母親、仕事を持つ女性という幅広い人間像が良かったなぁ。
人間って、こうやってヘソ曲げたり、真剣になったりするよねって、
とても共感できました。
余貴美子さん(武井静役)
ていうか、この方の演技に不満なんて感じるのでしょうか?
「おくりびと」にしたって「ディア・ドクター」にしたって、
その役柄・生き様には、常に引き込まれてしまいます。
吉沢悠さん(青木隆三役)
たまにお見かけするっていう印象でしたが、
若さや立場からくるもどかしさが、とても伝わってきました。
こうやって真正面から逃げずに生きたいもんだな。
成宮寛貴さん(中村弘平役)
わりとヤンチャなイメージがありましたが、
ずいぶん落ち着かれたのかな。
志を高く持つ青年医師として魅力的でした。
中越典子さん(大川翔子役)
いわゆる“娘”役としては実力を発揮されるよなぁ。
この人の“お父さん!”とか“パパ!”という呼びかけは絶品ですよ!(笑)
家族を思う、その表現力が素晴らしいんでしょうね。
松重豊さん(実川剛役)
決して寡黙なだけの俳優さんではないですけどね。
やはり威厳と迫力は見事です。
大学教授像という複雑な要素が入り混じった役柄を
見事に表現されていたと思います。
柄本明さん(大川松男役)
生瀬勝久さん(野本六男役)
このお二人は味ありすぎ!(笑)
正直、「笑わせてくれるんでしょ?」みたいに期待しすぎちゃうんでしょうけれど、
そうした柔らかさを残しつつも、
役柄上の固さが上手い具合にマッチしていました。
え?キャスト一人一人に、スペース割きすぎですか?(自爆)
まぁ、それほど素晴らしい作品だったと汲み取って下さいませ。
nomame的には今年一番の作品になるかもしれない『孤高のメス』ですが、
当然評価の低い方もいらっしゃるでしょうし、
その言い分を予測してみるとしたら、
おそらく“リアル”過ぎてつまらないんだろうなぁ。
医療関連の仕事をしているからでしょうか、
nomameには一つ一つのリアルさが、感動的でしたね。
例えば作品の設定が1989年、つまり現代から20年も前なわけです。
この時間差が、医療現場では別世界と言ってもいいくらい、すごい変化があるのです。
オペ中に着用しているガウンが、
1枚目の画像のような再使用する布製から、
現代のオペ映像では使い捨ての不織布製になっていたり、
20年前のオペ室や準備室がとても不潔に見てとれてしまったり、
器械器具の洗浄の仕方が乱暴だったり、
“今じゃ、こんなことあり得な~い!”ていうような、
当時のリアルな医療現場が、かえって迫力を出しているんでしょうね。
そこを、どう感じ取るかで評価は分かれると思います。
まあ、だらだらと書きすぎてしまいましたが、
nomameとしては大きな勇気を頂いた作品です。
職場の中ではわりとカタブツで扱われているnomameで、
その真剣さに周りが付いてこれなかったりすることもありますが、
自分の正しいと決めた信念は揺るがせたくないですね。
2010-06-09 18:46
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コメント(8)
こんにちは。
私、邦画は積極的に観ないタイプなのですが(笑;)、これは評判いいですね!「容疑者Xの献身」以来、堤真一も気になっております。奥様とご一緒・・・いいですね~。(羨;)
by Yakoha (2010-06-09 22:06)
あれ、一部メンバーがブラッディ・マンデイですねw
何か関連があるのかな?
監督の影響かな?
by ホタルの館 (2010-06-09 23:15)
このポスター、地下鉄の駅に地味に貼られていました。
貼られていた場所の影響だと思うのですが、「昔の映画のポスターが貼ってある。・・・主演は 田宮次郎?」そう思って何度かその前を通り過ぎていて。彼の「白い巨塔」のイメージが残っていたのでしょうね。nomameさんの記事を見てビックリでした(笑)
迫力がありそうな映画で、興味がわいてきました
by マヌカン☆ (2010-06-09 23:37)
>>Yakoha さん
先日、TBS「A-Studio」に堤真一さん、出ていました。
とても感動して、ますます注目しています。
by nomame (2010-06-10 12:33)
>>ホタルの館さん
ほほ~、そういうつながりもあったんですか。
製作はテレ朝系列だったみたいですけどね。
by nomame (2010-06-10 12:35)
>>マヌカン☆さん
オススメです!
マヌカン☆さんにもご覧頂けたら、レポを是非とも拝見したいです。
by nomame (2010-06-10 12:36)
これ、観たい映画なんですよねぇ。
でも観る時間が無いまま、観たい映画がどんどん終わっていきます(涙)
by おとまつ (2010-06-12 11:26)
>>おとまつさん
私としても是非ともおとまつさんのレポが読みたいところですが、
驚異的なお忙しさですもんねぇ。
早く解放されますように。
by nomame (2010-06-12 13:58)