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チャイ5のファゴットの小細工 [演奏活動]

先日の曽谷フィル定期のメインはチャイコフスキーの交響曲第5番。
ファゴット吹きとしては
第1楽章終結部の最低音域のpppに悩まされる一曲です。

で、使用したミュート(弱音器)がこちら。
IMG_20130626_203729.jpg
手作り感アリアリ。(笑)
あ、ボールペンは比較対象です。

確かにサランラップの芯を切断して、
黒フェルトで両面包み込むようにして縫い付けて、
沈み込み防止の糸なんかも結んでおいたりなんかして・・・・。
これを楽器の先端ベル部分に差し込むんですが、
結構な効果を発揮するんですよ。

段取りとしては
練習番号「Z」で盛り上がっている最中に1stが何食わぬ顔してミュートを付け、
練習番号「Aa」から「Bb」以降まではミュートで音が籠る分、ちょっと大きめに吹き、
531小節から534小節のppは1stと2ndの2本で吹き、
535小節から2小節間はpppになるので2ndのみで吹き、
最後pppのHをミュートを付けた1stのみで吹く。

小賢しいマネしてるよなぁ。(爆)

とりあえずは指揮者の先生にもOK頂けた上で本番を迎えたんですけれど、
おそらく絶妙な演奏効果で仕上がったのではないかなと思っています。

他にも全楽章に渡って3オクターブをフルに使ってソロが続きますし、
やはりファゴット吹きにとってはチャイ5は手強い相手でした。
それでも学生時代以来久し振りに全曲をアシスタント無しで演奏できたのは
そこそこの手応えと自信が生まれましたね。

nomameのファゴットも、もうしばらくお役に立てそうです。
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