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佐渡裕『僕が大人になったら』 [書籍・漫画]

この6月に出版されたばかりの指揮者・佐渡裕さんの『僕が大人になったら』を読みました。

僕が大人になったら (PHP文庫)

僕が大人になったら (PHP文庫)

  • 作者: 佐渡 裕
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2011/06/02
  • メディア: 文庫


数日前にテレビ放映された
『夢のタクトを振る日~指揮者 佐渡裕 ベルリン・フィルへの道~』
を観たばかりだったので、
内容がリンクして大変に興味深く、電車の行き帰り1日で読み切ってしまいました。
引き続き妻が読み始めています。

あと『題名のない音楽会』では抜粋でしか聴けなかったベルリン・フィル公演が
DVDとブルーレイで発売されることが決定したみたいです。(喜)
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5/20 ~5/22に行われた、佐渡裕指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会が、
 DVDとブルーレイでNHKエンタープライズより発売されます。

  5/20の公演を余すところなく収録し、特典映像として佐渡裕のインタビューを収録予定。
 また、ブルーレイについては、フルハイビジョンの高画質映像もさることながら、
 音声は5.1サウンドの録音素材を非圧縮収録。高品位の映像と音声をお楽しみいただけます。
  
  「佐渡裕指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」
  ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
  武満徹 フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム

  9/22(木)発売

  DVD:¥4,935-(税込価格)
     [商品番号:NSDS-16160]
  ブルーレイ:¥7,140-(税込価格) 
     [商品番号:NSBS-16161]

   発行・販売:NHKエンタープライズ
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佐渡裕オフィシャルサイト
http://www.maido39.net/youyouyou/news/index.html
より

9/22って・・・・・まだまだ先じゃん!(笑)
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小林 多喜二 『蟹工船・党生活者』 [書籍・漫画]

なんとなくブームと言われていた小説 『蟹工船・党生活者』を読みました。

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

蟹工船・党生活者 (新潮文庫)

  • 作者: 小林 多喜二
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1954/06
  • メディア: 文庫

<出版社からの紹介>
海軍の保護のもとオホーツク海で操業する蟹工船は、乗員たちに過酷な労働を強いて暴利を貪っていた。“国策”の名によってすべての人権を剥奪された未組織労働者のストライキを扱い、帝国主義日本の一断面を抉る「蟹工船」。近代的軍需工場の計画的な争議を、地下生活者としての体験を通して描いた「党生活者」。29歳の若さで虐殺された著者の、日本プロレタリア文学を代表する名作2編。

この小説を読み進めるにあたっては、
小林多喜二の生涯、リアリズム、プロレタリア文学、左翼文学運動など、
多様なキーワードの理解も必要になってきます。

さて、nomameは文学部出身ですが、
語れるだけのものは持ち合わせていません。(自爆)
それでも自分の中の整理整頓も含めて、
少しだけ触れさせて頂きます。

今なぜブームになるのかは、
国民不在とも感じられる国家・政府に対する、
市民ひとりひとりの被害者意識と抵抗感によるものでしょうか。

“搾取” という表現が正しいとは思いませんが、
国民の閉塞感と不安は最高点にまで達してしまっているでしょう。
だからと言って、
nomameはこのことで、某党に入党しようとは思えませんけどね。

ちなみにnomameは共産主義や社会主義を否定はしません。
かつての南米やアフリカなどに見られたように、
貧困に悩む国家を立て直すには、
地位や財産の上限下限を定めて、
一緒くたに引き上げようとすることもやむを得ないわけで、
ただそれに、
言論統制や情報操作や腐敗する一党独裁が存在することが
不幸を生むと思うのです。

文学史における、この著作の意義はさて置き、
今の日本人がこの作風や内容に魅力を感じる昨今は、
ただただ打開すべき不幸な時代だと感じます。

浅はかな知識ゆえの駄文、失礼しました。
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落合信彦 『名もなき勇者たちよ』 [書籍・漫画]

nomameが学生時代から読み続けている落合信彦作品。
文庫版の最新刊です。

名もなき勇者たちよ (集英社文庫)

名もなき勇者たちよ (集英社文庫)

  • 作者: 落合 信彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫


 出版社/著者からの内容紹介
  実在の女性エージェントをモデルに描く長編!
  両親をテロで失い、後にイスラエルの諜報機関入りしたレイチェル。
  女刺客〈カリプソ〉として恐れられるが…。
  実在の人物をモデルにした諜報員の数奇な運命と、
  国家間のエゴの狭間で戦う無名の人々。

今回も期待を裏切らない、臨場感と世界を舞台にしたスケールは大満足です。
1回目をドキドキしながら読み終えて、
2回目をじっくり読んでいます。
この間は携帯ミュージック鑑賞もお休み中ですね。

やはりどんな作家さんも、書き進める上での手法があって、
落合信彦さんの作品も、政治、諜報、経済など、
世界各地での物語が縦横無尽に絡み合って一気にクライマックスに向かいます。
初めのころは頭の中で整理ができませんでしたが、
今では、どこがどう繋がるのかと、期待で読み進められるようになりました。
ですから落合作品は何度読んでも楽しめますね。

そうした世界の呼吸を感じる一方、
バカッたれ政治家や勘違いお役人に幻滅したり、
日本の閉塞感も感じてしまったり・・・。(苦笑)
自分は自分で頑張ろうという気持にもさせてくれます。

素晴らしい素材がたくさんあるのに、落合作品は映画化しないのかなぁ・・・。
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東野圭吾 『容疑者Xの献身』 [書籍・漫画]

Victoria さんも紹介されている(コチラ)『容疑者Xの献身』を読みました。

容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身 (文春文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/08/05
  • メディア: 文庫

すごい引き付ける作品でしたね。
3時間くらいで読み終えました。

映画は既に観たんですけどね。(コチラ
nomame的には、映画を観てから原作を読むというのは初めての経験。
新鮮な楽しみ方ができました。
やはり活字が持つ力、活字でなければ伝わらない力っていうものがあるんですね。

ついでに東野圭吾さんについて調べてみたら、
nomameも知らずにご本人原作の映画を観ていました。
 2003年公開の『g@me.』 (原作『ゲームの名は誘拐』)
 2004年公開の『レイクサイド マーダーケース』 (原作『レイクサイド』)
まったく期待もせずに、また東野作品であることも知らずに観たんですけど、
非常に楽しめたんです。
そうか、東野圭吾さんの原作によるものだったんですね。納得!納得!

そうしてみると他の作品も惹かれちゃうんですよねぇ。
なんだか追いかけそうな予感・・・。(笑)
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『天上の弦』 [書籍・漫画]

部員さんを励まそうということで、
映画でもと誘ったのですが、イマイチ乗り気ではない。
それではマンガ喫茶を提案したら食いつく!食いつく!(笑)
ではということで「快活CLUB」に行きました。

本人は「エヴァンゲリオン」とかアニメ系で楽しんでいました。
やっぱり20歳代後半だとそうなのね・・・。
まあ帰りには元気になっていたから、これはこれで励まし運動としては成功ですね。

nomameは前から気になっていた『天上の弦』全巻読破しました。

「東洋のストラディバリウス」とも呼ばれる希代の韓国人ヴァイオリン職人、
陳昌鉉(ジン・チャンヒュン、ちんしょうげん)さんの物語です。

天上の弦―The Life of a Man Who Headed Toward Stradivari (10) (ビッグコミックス)

天上の弦―The Life of a Man Who Headed Toward Stradivari (10) (ビッグコミックス)

  • 作者: 山本 おさむ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/12/26
  • メディア: コミック


朝鮮半島と日本を舞台に、戦争や悲しい歴史も隠すことなく表現しながら、
独学で一流のヴァイオリン職人として成長されていく人生を描いています。
作品の内容も決して楽器の専門知識に偏ることもなく、
時に失敗し、悩み、苦しみ、家族や多くの人に助けられ、
誰もが認める名器を生み出していく陳昌鉉さんの人生は、
壮絶でありながら感動的です。

この秋の様々な変化の中にあって、
気持ちを落ち着かせる時間になりました。

書籍『御社の営業がダメな理由』 [書籍・漫画]

昨日出席した「横浜ロイヤルパークホテル」での代理店会議。
お土産に頂いてきた書籍がこれ。

御社の営業がダメな理由 (新潮新書)

御社の営業がダメな理由 (新潮新書)

  • 作者: 藤本 篤志
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/05/16
  • メディア: 新書


会議後半に、この著者の方による記念講演があり拝聴しました。

時間は90分。
正直眠くなってしまわないか自分が不安だったのですが、とんでもない!
時間をまったく感じないくらい、あっという間のことでした。
それだけ引き込まれた内容でしたので、必死にメモを取りましたが、
終了後にレジメが配布されて、頂いて帰ってきました。

結構インパクトのある内容でしたので、
資料を先に見てしまうとその効果は半減してしまうのでしょうね。
うまいやり方だし、ある意味親切ですね。

規模は零細とはいえ、営利を目的とした一企業。
自分に置き換えてみて、多く事を学ばせて頂きました。
先日の会議から、自分の挑戦をはじめたnomameですが、
まだまだやれることが沢山見つかりました。

これだけ魅力ある講演内容が詰まった書籍ですから、
熟読して、仕事頑張らないと!

『加治隆介の議』 [書籍・漫画]

弘兼憲史さんの漫画 『加治隆介の議』 (全20巻) を読みました。
30646776.jpg
あらすじは、一人のサラリーマンが政界に進出し、
地元の利益還元ではなく、日本や世界の利益を考える政治家として
成長していくというもの。
その時々のテーマが当時の世相を反映した内容となっています。

『島耕作』シリーズほどの知名度ではないのが不思議なくらい、
まさに寝食を忘れるほどの面白さでした。
入念な情報収集や取材、各方面の協力によるものなんでしょうね。

確かに、最終巻の協力者一覧を見てみると、
現在では各党執行部に位置するくらいに実力を身につけている、
そうそうたる政治家の名前が並んでいる。
おそらく当時は新米議員だったんでしょうね。
良い意味で主人公の加治隆介と同様に、
日本の未来を真剣に考えていらっしゃったのでしょう。
だから一時は、これをテレビドラマにしようという議員連盟まであったそうだ。

う~ん、いつか大人買いできたらいいなあ。
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『サラリーマン金太郎 』 [書籍・漫画]

漫画 『サラリーマン金太郎 』 を全巻読みしました。

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前に『島耕作』シリーズを読んだけど、
この『サラリーマン金太郎 』シリーズは部員さんが
「男なら、こんな一生を送りたいっすよね!」と熱く熱く語ってくれて勧めてくれた。

昔、『週刊ヤングジャンプ』に連載されていた頃にも読んだっけなあ。懐かしいね。

内容は建設会社を中心にした設定でもあり、
転勤、海外出張、出向、組合、株主総会、銀座のクラブ・・・。
確かに今のnomameには縁遠い内容が多いから、
その中での主人公・金太郎の活躍の様子は楽しいし爽快だ。

現実にはどうかな、と思う箇所もあるにはあったけど、
映画やテレビとは違った、読み進めるエンタメとしては充分に満足だった。

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島耕作 [書籍・漫画]

ここのところの仕事のはまり方の自分へのフォローとして、
快活CLUB』のマッサージシートで休養することがある。
まあよくあるネットカフェにビリヤード場が設けられ、
フリードリンクはもちろんのこと、食事もなかなかのラインナップだ。

そこで夢中になったのが弘兼憲史さんの作品「島耕作」シリーズだ。
 『ヤング島耕作』全4巻
 『課長島耕作』全17巻
 『部長島耕作』全13巻
 『取締役島耕作』全8巻
 『常務島耕作』全6巻
 『専務島耕作』連載中、既刊2巻
          
いや、通しで読んでみるとスゴイもんですよ。
新鮮さ、専門の情報、時代背景の移り変り、なんとも言えないワクワク感がある。
(ボキャブラリーが乏しいな・・・)
「あくまでも大企業での話だから」ってばっさりとやっちゃたらつまらないくて、
規模はどうあれ社会に対する責任とか、ビジネス上での判断基準とか、
ある意味、自分の視野を開かせてもらえた気がする。
うん、勉強になったな。

で、本棚見てみたら、いやあ宝の山だね!
『のだめカンタービレ』『生徒諸君』『俺の空』などなど・・・。
やばい、はまっちゃうかも。


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