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『ワルキューレ』 [映画(外国)]

時間が無いのは分かっていますが、
さっさと寝ればいいのは分かっていますが、
気晴らしさせて頂きました。
現実逃避って言わないで下さい。

公開中の『ワルキューレ』を観ました。
【ネタバレややあります】
(原題: VALKYRIE  製作国・地域: アメリカ/ドイツ 上映時間: 120分)
http://www.valkyrie-movie.net/
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解説:
第二次世界大戦時に実際にあったヒトラー暗殺計画を題材に、トム・クルーズが主演を務める戦争サスペンス。ヒトラーの独裁政権に屈する者と世界を変えようとする者、そして両者の裏で陰謀をたくらむ者が、戦争の混乱の中で繰り広げる駆け引きを描く。監督は『ユージュアル・サスペクツ』『スーパーマン リターンズ』などのヒットを飛ばすブライアン・シンガー。ケネス・ブラナーやテレンス・スタンプなどの演技派キャストが脇を固め、最後まで緊張の糸が途切れないドラマを展開させる。(シネマトゥデイ)

解説の通り、事実に基づく作品。
現実にヒトラー暗殺計画はおよそ40件もあったそうです。

確かにタイトルは劇的ですし、
暗殺計画を題材にしているという点から、
大きくイメージを膨らませる方も多いでしょうけれど、
それは正しくありません。

心の支えとなる愛情も
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暗殺計画を進める同志の絆も
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計画推進の描写も
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計画がばれてからの抵抗も
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飛びぬけて派手なシーンに仕上げたりはしていません。
作品としては地味だと感じましたし、
割と淡々と進んでいきます。

でもそれこそ監督さんが表現したかったことなのかもしれませんね。
一つの歴史・出来事を、派手な表現に目を奪われることなく
映像として残しておくこと。

また、nomameが全編を通じて感じたのは“緊張感”。

 相手に決断を迫る緊張感
 自分が決断できない緊張感
 愛する家族と離れる緊張感
 作戦を実行する緊張感
 自分が行動を起こす緊張感
 同じ決意を共有する緊張感

どのシーンもそうした緊迫感に溢れていて
素晴らしい構成だったと思います。
作戦推進の仲間が、
意思表示のカードを手に持って
トム・クルーズ演じるシュタウフェンベルク大佐を見つめるシーンなんかは、
その不動の信念に、思わず泣いてしまいましたね。

もう一つ、衝撃的だったのは、
この作戦を執念を持って進めたのは一人の青年であり、
脚を引っ張ったのは一人の臆病な年寄りだったこと。
どこの世界も同じでしょうね。
結局は、その臆病な心が作戦を失敗させたという見方も出来るでしょう。

nomame自身は何事も前向きに勇気を持って進んでいきたいし、
例え年を重ねた立場になったとしても、
若い人のやる気やエネルギーの邪魔にはなりたくないものだと・・・・。

評価は分かれるかも知れませんが、
nomameは色々学び取った感じがして、観て良かったですね。
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コメント 2

Yakoha

未見ですがこれも観たい作品です。
歴史的に「暗殺」が成功しなかったのはわかっているので、それを承知でどう物語を盛り上げるのか、が興味あります。
by Yakoha (2009-04-01 22:59) 

nomame

>>Yakohaさん
派手さはありませんが、良い作品だと思いますよ。
やはり事実が持つパワーなんですね。
by nomame (2009-04-02 02:44) 

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