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『悪人』 [映画(日本)]

先週妻と観てきた『悪人』の簡単なレポを・・・・。

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公式ホームページ http://publications.asahi.com/akunin/

解説:
朝日新聞夕刊に連載され、毎日出版文化賞と大佛次郎賞を受賞した吉田修一の話題作を映画化した犯罪ドラマ。九州のとある峠で起きた殺人事件をきっかけに、偶然に出会う男女が繰り広げる逃避行と愛を息苦しくなるほどリアルに描く。監督は、『フラガール』の李相日。罪を犯してしまう肉体労働者と彼と行動をともにする女性を、『ブタがいた教室』や大河ドラマ「天地人」の妻夫木聡と『女の子ものがたり』の深津絵里が演じる。原作で巧みにあぶり出される登場人物の心理がどう描かれるのか、実力派俳優たちの共演に期待が高まる。
(シネマトゥデイ)

まずは深津絵里さん、
第34回モントリオール世界映画祭 最優秀女優賞の受賞、おめでとうございます。

正直、このことが無かったら観に行かなかったかなぁ。(苦笑)
あえてレビューの類いは見ないで鑑賞したんですけどね。
評価が難しい作品であることは確かです。

良いとか悪いとか、言えないんですよ。
確かに一人の“悪人”に焦点を当ててはいるんですけど、
作品のテーマである“悪人”にも色々あるし、
一方で、そうした“悪人”に同情してしまったり、
必ずしも“悪人”が本当に悪なのか問い直してしまったり・・・・。

攻撃を加えるから悪なのか、否か。
攻撃していることに気が付かないのは悪なのか、否か。
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悪を攻撃するのは更なる悪なのか、否か。
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悪を守るのは更なる悪なのか、否か。
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キャストのお一人お一人が、
それぞれの表現するべき明確なテーマを
“人間、どっちにも転んでしまう可能性があるんだよ!”って
決して恐怖で押しつぶすようではなく、静かに教えてくれた気がします。

すみませんねぇ、まとまらないレポで・・・・。

あと最後に二人が逃げ込む灯台。
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観ている方としては、なかなか景色も良くってなんて安易に考えてしまいますが、
往復の移動とか、結構大変な立地だったみたいです。

そうしたロケや撮影の苦労なども、作品全体に滲み出ていたのかも知れません。
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コメント 4

chiharu

重そうなテーマですよね。。
映画館に観に行く予定はないのですけれど、DVDになったら観てみようと思います。
by chiharu (2010-09-28 21:30) 

nomame

>>chiharuさん
ある程度の年齢で、きちんと理解できるのであれば、
こういう重さに触れておくのも大事な気がしますね。
by nomame (2010-09-29 19:56) 

syun

この監督って殺人からの逃避行、からのドラマっていう展開多いですよね。
by syun (2011-01-22 14:16) 

nomame

>>syunさん
監督についてお詳しいんですね。
私はなかなかそこまで気にすることがなくて・・・・。(汗)
by nomame (2011-01-22 19:34) 

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