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『ブラック・スワン』 [映画(外国)]

帰宅してから夕食を済ませて『ブラック・スワン』を観てきました。

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解説:
『レスラー』のダーレン・アロノフスキー監督と、『スター・ウォーズ』シリーズのナタリー・ポートマンがタッグを組んだ心理スリラー。内気なバレリーナが大役に抜てきされたプレッシャーから少しずつ心のバランスを崩していく様子を描く。芸術監督を演じるのは、フランスを代表する俳優ヴァンサン・カッセル。主人公のライバルを、『マックス・ペイン』のミラ・クニスが熱演する。プロ顔負けのダンスシーン同様、緻密(ちみつ)な心理描写に驚嘆する。
(シネマトゥデイ)

公式ページ http://movies2.foxjapan.com/blackswan/

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いや~、さすがアカデミー賞主演女優賞。
ナタリー・ポートマン、すごかったですね。
解説にあるようにスリラーとしての緊張感と肉体的苦痛のゾワゾワ感が
観ているこっちにまでジンジンきましたね。

おそらく“まったくダメ”という方も多い作品かもしれませんが、
nomameはメチャメチャ共感または理解できちゃうんですよ。
言うなれば、芸術家が誰でも歩む可能性がある道、とでもいうんでしょうか。

完璧を求めるがゆえに、
肉体や道具の整備に全力を尽くすうちなら良いものの、
やがてライバルの存在に恐れおののき、
他人の意見を取り入れる余裕も無くなり、
現実逃避のために薬物を正当化し、
その究極が死に結び付くと自己完結してしまう。

う~ん、音楽やっていても近い感覚あるよなぁ・・・・・。(汗)
あくまでも極端な例ですけどね。

学生時代に演奏したことのある『白鳥の湖』が全編で流れ、
その点では懐かしく楽しむことが出来ましたが、
芸術を前にした人間の繊細さと芸の中で生きる難しさを
思い知らされた作品でしたね。
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コメント 4

おとまつ

現実逃避のための薬物・・・

私も昔はよくお酒でドーピングしたもんですが、
最近は分量を間違えると却って弾けなくなります(涙)

有名ヴァイオリニストもけっこう薬物中毒だったって話をよく聞きます。
by おとまつ (2011-06-24 13:49) 

nomame

>>おとまつさん
オーケストラピットなんかは普段着でビールを脇に置いて、
なんて話も聞きますよね。
管楽器的には、やはり“ゲップ”がコワイかなと。(笑)
by nomame (2011-06-24 18:57) 

YaCoHa

「体から生えてきて驚く」表情の凄いこと・・・凄い演技でしたね。何事もトップ争いしてる時は情緒不安定になるものなのかな?(笑;)私は弓道現役時代にライディーンのように左手から弓が生えればいいと思ってました。(爆;)
by YaCoHa (2011-06-25 22:52) 

nomame

>>YaCoHaさん
ありましたね、そのシーン!
特殊効果も演じる方の力あってこそですね。
by nomame (2011-06-26 23:11) 

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