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「芸術祭十月花形歌舞伎」レポ [音楽・芸術]

というわけで、一昨日鑑賞してきた「芸術祭十月花形歌舞伎」のレポ。

shinbashi201110b.jpg
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/2011/10/post_37.html より

まずはnomameも妻も初めて訪れた新橋演舞場。
DSCF3986.JPG

いや~嬉しい!嬉しい!
この日のために、nomameも妻も、いろいろ我慢して頑張ってきたんですよ!(笑)
きっとほかのお客様も楽しみにして来られたんだろうなぁ。
みなさん顔がほころびっ放しで、雰囲気も華やかです。

入口正面
DSCF3984.JPG

演目が大きく掲げられています。
江戸文字がかっこいいなぁ。

で、鑑賞した作品のポスターがこちら。
DSCF3985.JPG
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猿之助四十八撰の内
通し狂言 當世流小栗判官(とうりゅうおぐりはんがん)
 常陸国の領主横山郡司には、照手姫という息女がおり、将軍家の命によって小栗判官兼氏を婿と決め、常陸国を判官に譲ることにしていました。しかし、常陸国の横領を企む郡司の弟大膳と息子の次郎と三郎兄弟は、共謀して郡司の館から判官に家を譲る証文と、管領家からお預かりの重宝勝鬨の轡を奪った上、郡司を殺します。  その後、領地は大膳が預かり、照手姫は大膳の館に監禁されますが、姫に仕える局藤浪によって救出され、藤沢の遊行上人を頼って遊行寺に向かいます。そして重宝と行方不明の照手姫を探すために大膳の館にやってきた判官に、大膳は味方を装いながら、判官を殺そうと荒馬の鬼鹿毛を広間に放ちます。しかし、さすがは馬術の棟梁、判官は鬼鹿毛を乗りこなし、碁盤乗りの曲馬も見事に披露します。そして、藤浪から郡司を殺したのは大膳親子であることを聞いた判官は、照手姫とともに親の敵を討つことを決意し、鬼鹿毛に乗って遊行寺へ駆け出して行くのでした。  遊行寺で追手にかかり判官とはぐれた照手姫は、小栗家の家臣だった琵琶湖のほとりに住む漁師浪七と妻お藤に匿われていますが、お藤の兄である極道者の胴八が、金目当てに照手姫をさらいます。危機一髪というところを、照手姫は、浪七夫婦に命がけで助けられるのでした。  一方、判官は、偶然助けた美濃国青墓で万福長者といわれる萬屋の娘お駒に見初められます。判官は、探し求めている勝鬨の轡が萬屋にあると聞き、婿になることを承諾しますが、祝言の日、この家で下女として働く照手姫と再会します。実は、照手姫は人買いに売られそうになったところを、萬屋の後家お槙に助けられたのでした。判官が祝言を断るので、恋焦がれるお駒は嫉妬のあまり照手姫に刃を向け、それを制した母のお槙に殺されます。そして、判官はお駒の怨念に祟られて顔が醜くなり、さらには、足腰が立たなくなってしまい...。  「猿之助四十八撰」の一つで、数々の仕掛けを巧みに織り込んだ復活古典狂言の名作。伯父猿之助がたびたび演じてきた判官、浪七、お駒の三役に亀治郎が初挑戦致します。

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/2011/10/post_37-Highlight.html より
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いやぁ、楽しかったですねぇ。

なんといっても三役務めあげた市川亀治郎さん。
見事でしたねぇ。
早替りっていうのかな、姿が消えたと思ったら別役で登場される早業。
舞台裏では、まさに命がけの衣装替えでしょうね。
場内もその都度大拍手でした。
仕掛けと分かっていても、宙乗りも素敵でしたねぇ。

そして照手姫役の市川笑也さん。
色っぽい!色っぽい!(笑)

遊行上人役の片岡愛之助さんもキリッとした顔立ちがカッコいいですし、
矢橋の橋蔵と上杉安房守の二役の中村獅童さん。
芝居の途中で、完全な“遊び”・・・・・ネタバレしちゃうと、
出演CMのキャラクターを演じちゃうですよ。
まさかまさか、こんな演出があるなんて、お客さん大喜びです!
“かぶき者”とはよく言ったもんですねぇ。

でも今回の公演でnomameが非常に印象に残ったのは市川右近さん。
もともとの鬼瓦の胴八役に加えて、
急遽休演された段四郎さんの横山大膳役まで演じられたんですよ。

すっげ~な~、そんなこと出来ちゃうんだぁ?
実際に拝見して、とても代役だなんて思えない完成度です。

前回とはまた違った歌舞伎の魅力を十二分に堪能させて頂きました。

さて、もうひとつのお楽しみは幕間の食事。
劇場内の食堂やお弁当でも良かったんですが、
前回の歌舞伎座での鑑賞では想像していたよりも売り切れるのが早くて、
ほとんど選べなかったんです。
ですので、妻の入念な作戦により、(笑)
今回は劇場に到着する前に、銀座のデパート「M越」の食品売り場で
気に入った天むすとかちらし寿司をゲット!

一応補足しておくと、
今回はnomameの職場が所属する組合を通じての割安販売だったので、
その分心おきなく美味しいものを頂けたかな?(笑)

楽しいお芝居を鑑賞し、幕間は大満足の食事。
長文レポ、失礼しました。
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