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巳之助さんに期待 [音楽・芸術]

今年の上半期に色々頑張った嫁へのご褒美で、
お盆休みの8月12日、歌舞伎座へ「八月納涼歌舞伎」を観にいきました。

nomameと嫁の贔屓の役者さんでもある中村橋之助さんが、
10月・11月の中村芝翫襲名を控え、
橋之助の名前で最後に勤めることになる、いわば節目の舞台。
もちろん心の底から満足させていただいたんですけれど、
nomame的には、もうひとつ感じた点があったのです。

その「土蜘」という演目で、
あの中村勘九郎さんと市川猿之助さんと坂東巳之助さんが
揃って踊られる場面がありました。

ちなみに 二代目 坂東巳之助
photo_iemoto-704x1024-206x300.jpg
http://yamatoya-m.com/profile より

もちろん猿之助さんと勘九郎さんと並ぶと
巳之助さんも正直、格の上ではまだまだだなって感じてしまうんですが、
逆に、その未熟な巳之助さんの踊る姿に
歴史に残る踊りの名手であるお父上、
十代目坂東三津五郎さんの姿がダブって見えたんです。

十代目坂東三津五郎
ten.jpg
http://yamatoya-m.com/about より

TBS日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」で
東洋カメラのトップ・尾藤社長を演じておられたのも記憶に新しいところです。
残念ながら平成27年2月21日にお亡くなりになられて
もう1年以上たちます。

さて、nomameの思い込みかも知れませんが、
心の底から痛感しましたね。

上手い下手を超越したところで、
やはり血を分けた肉体だけが持つ〝技〟や〝型〟ってあるんだなって・・・・。

もはや教わることができない無念さを噛み締めながら、
いっとき歌舞伎から離れてしまったことを悔やみながら、
死ぬまでお父上を追いかけていかれるんだろうなぁ・・・・。

巳之助さんも改めて心から応援したい役者さんになりました。

名人が天寿を全うされて、やがて世代交代していく歌舞伎界。
まだまだ楽しみが続いていきます。

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『杮葺落五月大歌舞伎』 [音楽・芸術]

4日に念願の『杮葺落(こけらおとし)五月大歌舞伎』に出掛けてきました。

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すでに開場してから1ヶ月が経過していますから、
テレビでも相当取り上げられていましたけど、
改めて間近で見ると感動的でしたねぇ。
妻ともどもはしゃぐ!はしゃぐ!(笑)

新しい歌舞伎座の説明についてはコチラ
http://www.shochiku.co.jp/play/kabukiza/new_kabukiza.php

で、鑑賞した演目は午後2時40分からの第二部
IMG_20130504_140732.jpg

伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)
御殿

念願だった坂田藤十郎さんの演技は圧巻でしたね。
松本幸四郎さんも中村吉右衛門さんも
その貫禄と迫力たるや期待以上の素晴らしさ。

夕霧 伊左衛門 廓文章(くるわぶんしょう)
吉田屋

これまた初めて鑑賞する片岡仁左衛門さんの上方歌舞伎の粋な演技と
突き抜けるような色気に目を見張った坂東玉三郎さんの女形。

いやぁ、やっぱり歌舞伎って奥が深いなぁ・・・・。

やっぱり新橋演舞場よりも広々としていてゆったりと過ごせますし、
屋上庭園とか東銀座駅直結の土産もの売り場も充実していて
楽しく過ごせますしね。

そうそう何度も通っちゃうと破産しちゃいますけど、(笑)
頑張って年に1回くらいは通いたいですね。
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日生劇場 二月大歌舞伎 [音楽・芸術]

今週19日の火曜日、
休暇を取って、二月大歌舞伎を観に行ってきました。

nissei_1221.jpg
公式ページ
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/2013/02/post_115.html
より

過去にも午後から休暇を頂いて夜公演を鑑賞したことはありましたが、
さすがに11時開演の昼公演はきちんと休暇をとらないと無理ですので、
妻とも万全の打ち合わせをして
1月の展示会も終了したこの時期を狙ってチケット予約したわけです。
予想外の雪も降ったりなんかして、
結果的には思い出に残る一日でしたね。

一、口上(こうじょう)  松本幸四郎

一、義経千本桜 吉野山(よしのやま)

一、通し狂言新皿屋舗月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)
   ~ 弁天堂 ~ お蔦部屋 ~ お蔦殺し ~ 魚屋宗五郎 ~

今回の目的は稽古中の負傷から復活された
市川染五郎さんの復帰公演。
父親である松本幸四郎お一人の口上はジーンときましたねぇ。

で、吉野山でセリから姿を現す市川染五郎さんのかっこいいこと!
背もお高いですから尚更でしたねぇ。

松本幸四郎さんの粋な魚屋主人の振る舞い、
中村福助さんの色っぽさ、
市川左團次さんの風格、
そして市川染五郎さんの苦難を乗り越えられた演技、
大いに楽しみ、深く感動した舞台でした。
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動画がアップされました [音楽・芸術]

前回記事の
【夫婦で奏でるアンサンブルの日】の中継模様が
ノーカットでアップされました。

http://ustre.am/:1PDjc

モンキッキーさんは31分くらいから。
後輩ご一家は35分くらいから。
チェリストの山本裕康さんは1時間8分くらいから。

もう一度観てみようっと!
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夫婦で奏でるアンサンブルの日 [音楽・芸術]

すっかり更新をさぼってしまいました。(汗)

公私ともに忙しい毎日ですが、
先週土曜日に
友人が出演するということで楽しみにしていたコンサートに出掛けてきました。

◆YAMAHAが主催する「夫婦で奏でるアンサンブルの日」
 http://jp.yamaha.com/services/family-ensemble/event/iifufu/

会場はお台場ヴィーナスフォート内の「教会広場」。
nomameも妻もヴィーナスフォート自体が初めてだったんですよ。
これも楽しみのひとつでしたね。

さて事前にウェブで詳細を調べてみたところ、
コンサートのコメンテーターがモンキッキー/山川恵里佳ご夫妻。
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何を隠そう、モンキッキーくんはnomameの大学同級生でもあります。
というわけで、本番前に控室にお邪魔して記念撮影。
IMG_20121117_124237.jpg
あ、きちんとアップの許可は得させて頂きましたので念のため。

このモンキッキーご夫妻。
合間には見事な演奏も披露してくれました。
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曲目は『アイアイ』。
これ以上ない選曲じゃないかぁ!(笑)

さて、お目当てのK君ご一家の演奏。
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曲目は『Butterfly』。
一人一人の演奏する姿を見ていて、泣けて泣けて仕方がありませんでした。
入院している次男くんの退院を翌日に控えたこのタイミングでの家族演奏。
不思議なものを感じずにはいられませんでしたね。

他にもスペシャルゲストとして出演された
神奈川フィル首席チェロ奏者の山本裕康さんの
バッハの無伴奏や「アンダンテ・カンタービレ」には鳥肌が立ちましたし、
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数組のご夫婦で結成されたオーケストラの温かな演奏など、
あっという間の2時間でした。

うーん、やっぱり電子ピアノ買って妻に復活させようかなぁ。(笑)
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「エリザベート」スペシャル・ガラ・コンサート [音楽・芸術]

「エリザベート」スペシャル・ガラ・コンサートを聴きに行ってきました。
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1996年以来、宝塚歌劇団による上演が続いているミュージカルで、
今回はそれを基にしたガラ・コンサート。

妻が某ホームセンターの抽選に応募したところ見事に当選!(喜)
当日会場で座席券を引き換えてみれば、なんと12000円のS席。(驚)
恐るべし妻の強運・・・。

会場は渋谷ヒカリエ内の東急シアターオーブ。
正直言えば、公演そのものはあまり期待しないで
新しく出来たホールを見てみたいという “失礼な” 気持が強かったのですが、(汗)
コンサート自体、とても素晴らしい出来栄えに感動の連続でしたねぇ。

日替わりキャストのうち、今日の出演者はこちら。
DSC_0188.jpg

ソロ・コーラスを含めた歌、演出、衣装、楽曲、生オーケストラの演奏、
どれも素晴らしいものでしたねぇ。

特にnomame的には演奏面が気になって仕方なくて、
初めて耳にする、どれも完成度の高い現代の創作曲の数々が、
見事に場面にマッチしていて、
安定した技術と感情の込められた演奏にはワクワクしっぱなしでしたね。
ただファゴットがいなかったのは残念だったかなぁ。

またキャストさんたちの歌と演技も非常に伝わってくるものがあって、
舞台背景のないガラコンサートとはいえ、
まるで背景から小道具まで全てが揃っているかのように引き込まれるんですよ。
見事だったなぁ。

まったくの予習もなしに鑑賞した舞台でしたが、
実力を身に付けたアーチストの共演に心から感動しました。
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七月大歌舞伎 [音楽・芸術]

一昨日鑑賞してきた歌舞伎の簡単なレポです。

『七月大歌舞伎』
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公式ページ
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/2012/07/post_44.html

正面の巨大ポスターはこちら。
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やはりお披露目の方が4名というのは豪華ですねぇ。
昼間だったのでイマイチぼけてしまったのはnomameの未熟さゆえ・・・・・。(汗)


さて演目

一、将軍江戸を去る(しょうぐんえどをさる)
 徳川慶喜   團十郎
 山岡鉄太郎   中 車
 間宮金八郎   猿 弥
 吉崎角之助   月乃助
 天野八郎    右 近
 高橋伊勢守   海老蔵

俳優・香川照之さんを歌舞伎俳優・市川中車さんとして拝見する初めての機会。
今回はどちらかというと時代劇に近い作品ですから、
更に難しさや様々な様式を取り入れた作品に取り組まれる
今後のご活躍が楽しみですね。
また市川宗家の團十郎さんと海老蔵さんが力をお貸し下さいましたねぇ。
個人的に好きな右近さんも声が素敵でとても良かったです。


二、口上
 亀治郎改め四代目猿之助  襲名披露
 九代目中車  襲名披露
 五代目團子  初舞台

猿翁さんはあとの舞台出演があるので、口上はお休み。
役者さんの生のコメントが聞けるのが口上の醍醐味。
團十郎さんと海老蔵さんの暖かいエピソード紹介も楽しかったですね。

また大河ドラマ『竜馬伝』以来、
猿之助さんと中車さんと親交を深められている福山雅治さんから
お祝いの舞台幕も寄贈されていました。
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劇場内の写真撮影ってダメなんでしょうけれど、
皆さん写メしまくってたし便乗して・・・・・。(爆)
文字通りスケールの大きなお祝いの仕方ですよね。
貴重なものを見ることができました。(喜)


三、猿翁十種の内 黒塚(くろづか)
 老女岩手実は安達原鬼女  亀治郎改め猿之助
 山伏大和坊   門之助
 山伏讃岐坊   右 近
 強力太郎吾   猿 弥
 阿闍梨祐慶   團十郎

これは猿之助さんの見せ場の連続でしたねぇ。
座席が後の方だったので、細かい表情までは掴めきれませんでしたが、
芝居中の所作にしても踊りにしても、
喜怒哀楽の表現の幅広さは息を飲みましたね。
最終幕が閉じて拍手が消えてからの
客席の溜息交じりのどよめきに逆に鳥肌が立ちました。


四、楼門五三桐(さんもんごさんのきり)
 真柴久吉   猿之助改め猿 翁
 左枝利家   段四郎
 石川五右衛門   海老蔵

正味10分ほどの作品なんです。
海老蔵さんの有名な台詞
“絶景かな 絶景かな”
を生で聴けたのは、これぞ歌舞伎っていう感じで感激でしたねぇ。

そして何よりも8年ぶりの舞台復帰となった猿翁さんの姿。

詳しいニュースはコチラ http://www.kabuki-bito.jp/news/2012/07/8_6.html

nomameなんかはここ数年の歌舞伎通いですけれど、
それでも積み上げられてこられたものの重みみたいなものが感じられて
感動的でしたよね。


今回の襲名披露六月七月大歌舞伎。
テレビにもずいぶんと取り上げられていましたから
世間的にも相当注目されていたようで、
六月は完売まで1週間だったのが、七月は即日完売だったそうな。(驚)

nomameごときが言える立場ではありませんが、
日本伝統文化の重要な一つでもある歌舞伎人気の裾野が広がるのは、
非常に喜ばしいことだと感じましたね。
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歌舞伎鑑賞 [音楽・芸術]

楽しみにしていた歌舞伎鑑賞に出掛けてきました。
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今回も存分に楽しませて頂きました。

レポはまた改めて。
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曽谷フィルを聴きにいきました [音楽・芸術]

地域のコミュニティー新聞に掲載されて知った
市民オーケストラの定期演奏会を聴いてきました。

「曽谷フィルハーモニックオーケストラ」
第3回の定期演奏会
2012年6月23日
14時開演
行徳文化ホールI&Iにて

もともとは市内の某小学校卒業生を中心としてスタートしたらしく、
結成から3年が経過した今では
50名ほどの規模になったようです。

プログラムは
ロッシーニ 「セビリアの理髪師」序曲
ビゼー 「アルルの女」第2組曲
ドヴォルザーク 交響曲第8番

アンコール
ブラームス 「ハンガリー舞曲」第5番

市民オーケストラなんて聴くのは10数年ぶりですけど
いやあ楽しかったですねぇ。
演奏は一生懸命さと楽しさと一体感に溢れていて、
観客の暖かな雰囲気に包まれて、
とても心地良い時間を過ごせました。
一緒に聴いた妻もおおむね好印象だったようです。

ジムのトレーニングを朝一に調整して出掛けたんですけど、(笑)
行ってみて大正解でしたね。

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二月大歌舞伎 [音楽・芸術]

先週出掛けてきた歌舞伎の簡単なレポを・・・・・。

『中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎襲名披露』
二月大歌舞伎
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公式ページ
 http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/2012/02/post_38.html より

観てきたのは夜の部の4演目。
歌舞伎好きな妻もまだ観たことのなかった、
襲名披露口上を観るのが今回最大の目的。
それに加えて中村屋にとって縁深い名作「鏡獅子」を観れるので、
妻にとってもnomameにとっても、この日をどれほど心待ちにしていたか。(笑)

一、御存 鈴ヶ森(すずがもり)
 幡随院長兵衛   吉右衛門
 東海の勘蔵   彌十郎
 北海の熊六   錦之助
 飛脚早助   家 橘
 白井権八   勘三郎

物語としてはたわいないものなんです。
それがかえって役者の力量とか味わいが現れてくるのかも知れませんね。
人間国宝でもある中村吉右衛門さんと
病から復活された中村勘三郎さん。
その生き生きとした感情をあらわにしたやり取りには
息を飲むほど引き込まれました。

二、六代目中村勘九郎襲名披露 口上(こうじょう)
            勘太郎改め勘九郎   幹部俳優出演

お待ちかねの襲名披露の口上です。
父・勘三郎さんと弟・七之助さんが勘九郎さんの脇を固めて、
左右両サイドに仁左衛門さんと吉右衛門さんがどっしりと落ち着かれ、
その中には三津五郎さん、福助さんと橋之助さんご兄弟などなど、
豪華な顔ぶれでしたねぇ。

勘九郎さんご本人とのお付き合いを紹介されたりして、
芝居とは違った生の声を聞けますから、
ズラリと役者さんが並んだ緊張感の一方で和気藹々とした楽しい時間でした。

三、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
小姓弥生後に獅子の精   勘太郎改め勘九郎
 胡蝶の精   玉太郎
   同      宜 生
 用人関口十太夫   亀 蔵
 家老渋井五左衛門   家 橘

簡単なストーリーは存在するものの、基本的には踊り中心の演目です。
勘九郎さんの弥生という女性の美しさと毛振りを始めとした獅子の姿。
いや~、見事でしたねぇ。
肉体的には途方もない訓練と稽古を重ねてきたことは
容易に想像できます。
90歳を超えるお弟子さんである中村小山三さんの老女役も
和やかで温かみがあって良かったです。

四、ぢいさんばあさん
 美濃部伊織   三津五郎
 宮重久右衛門   扇 雀
 宮重久弥   巳之助
 妻きく   新 悟
 戸谷主税   桂 三
 石井民之進   男女蔵
 山田恵助   亀 蔵
 柳原小兵衛   秀 調
 下嶋甚右衛門   橋之助
 伊織妻るん   福 助

物語の構成上、37年ぶりという時の経過を表現することが難しい作品。
三津五郎さんと福助さんが、それを見事に表現されていましたよねぇ。
単に動きを遅くとかに留まらない、
人間の年齢の重ね方というものまで演じられることに驚きでした。
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