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『レッドクリフ Part I』 試写会 [映画(外国)]

試写会に当たって 『レッドクリフ Part I』 をよみうりホールで観てきました。
それにしても20日の上映日に対して、招待券の到着が17日。
相変わらずスパンが短~い!
なんとか一緒に行って下さる先輩をつかまえたけど、
危うく一人寂しく行くところでしたぁ!

『レッドクリフ Part I』
原題: RED CLIFF/赤壁
(製作国・地域: アメリカ/中国/日本/台湾/韓国 上映時間: 145分)
http://redcliff.jp/index.html
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解説:
『M:I-2』などの巨匠、ジョン・ウー監督が100億円を投じて作り上げた歴史アクション大作。
中国の英雄伝「三国志」を基に、国をかけて戦う男たちの壮大なロマンと、
彼らを陰で支える女性たちの姿も浮き彫りにする。才気あふれる軍師を演じるのは
『LOVERS』の金城武。彼とともに戦う知将役に『インファナル・アフェア』シリーズの
トニー・レオンがあたる。2人の偉大な英雄ぶりに目を見張り、華麗で鮮やかな
アクションに息をのむ。(シネマトゥデイ)

『三国志』 という原作それ自体が、
世界中で愛されている一大エンターテインメントですから、
その魅力は当然のこととしても、
映像化してみると、改めて素晴らしさが実感出来ます。
いやあ、よくぞ作ってくれたという感じです。
既にPartⅡが楽しみで仕方ありません。

でもPartⅡ公開って来年4月だって~!
エンドロールの後の続編予告が表示されたら会場がどよめいていました。
鑑賞していた約千人の共通の思いでしたね。
「4月かよ~!」
「もっと早めてくれよ~!」
続編が観たくてたまらないという、それくらい素晴らしい作品でした。

金城武さん(孔明役)
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トニー・レオンさん(周瑜役)
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この二人の活躍はゾクゾクしましたねえ。
現代作品の『傷だらけの男たち』とも違った、
歴史という大舞台での二人のやりとりは見ごたえ十分です。
ちょっとした仕草や表情が、なんとも様になります。

あと個人的にnomameが 『三国志』 の登場人物で最も好きなのは趙雲なので、
演じられたフー・ジュンさん(趙雲役)もお気に入りです。
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それにしても全てのキャストと言ってもいいくらい、
はまり役なんですね。

チャン・フォンイーさん(曹操役)の威圧感や腹黒さ。
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バ−サンジャプさん(関羽役)の堅物っぽさや実直さ。
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ザン・ジンシェン(張飛役)はそのまんま!・・・失礼。
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ユウ・ヨンさん(劉備役)の義理堅さや純粋さ。
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絶妙なキャスティングでしたね。

あとはアクションも素晴らしかったです。
作戦、陣形、策略、槍、騎馬、などを中心とした肉弾戦が主だった戦法ですから、
大掛かりな武器に隠れることなく、
生身の人間の争いが余すところ無く表現されていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【追記】
補足しますと、本編冒頭につなげる形で写真入りの勢力図が示されて、
簡単な経過や今後の展望が説明されます。
これは音声・表示ともに完全日本語ですので、非常に分かりやすいです。

また本編の中での登場人物も、
登場時はもちろん、しばらく間を空けてから再登場する際には、
氏名や立場を繰り返し表示してくれるので、
「この人って誰だっけ?」ということも少ないと思います。
これは土地や陣地にも当てはまり、
場面の節目で 「どこどこにある、誰々の陣地」 みたいに表示されます。

製作側の配慮と同時に、内容に対する大きな自信が感じられますね。
そういったわけで『三国志』を全く読んだことがないという方も、
問題なく楽しめると思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

11月1日公開予定。
音響の良いシネコンで、もう一度観たいですね。
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『アイアンマン』 [映画(外国)]

DSilberling さんnaonao さんのレポでしっかり勉強して、
公開中の『アイアンマン』を観てきました。
【ネタバレありません】
http://www.sonypictures.jp/movies/ironman/site/
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解説:
自ら開発したハイテクの鎧を身にまとい、“アイアンマン”として悪と闘う男の活躍を描く
アクション超大作。同名の人気アメコミを原作に『ザスーラ』のジョン・ファヴロー監督が
世界平和のため正義を貫くヒーロー映画を撮り上げた。豊富な資金と科学技術で
アイアンマンに変身する軍事会社社長トニー・スタークを、『ゾディアック』の
ロバート・ダウニー・Jrが好演。繊細(せんさい)な精神も持ち合わせる人間味あふれる
ヒーロー像も見もの。(シネマトゥデイ)

『ゾディアック』を観ていないnomameにとっては、
ロバート・ダウニー・Jrさんといったら『チャーリー』のチャップリン役なんですよね。
さすがにあの頃の若々しさはありませんが、
今の年代に合ったCEOという立場を好演されています。

いわゆるヒーローの存在が、
どのように生まれるかという過程は楽しめますね。
専門家から見たらツッコミどころ満載なんでしょうけれど、
様々なテクノロジーの描写も、
やがてこういう時代がくるのかなというワクワク感に溢れていました。
あと間違いなく続編が作られますね。

まあ今回はレポは置いておいて、
この作品も例によってアメリカン・コミックの実写映画化作品。

こう見ると、詳しくないnomameにも分かってきますね。
『バットマン』 『スパイダーマン』 『Xメン』 『超人ハルク』 『ファンタスティック4』 
そして 『アイアンマン』。
どうしても強烈なヒーロー像というものをアメリカの大衆が求めているんでしょうね。
たくさんの民族からなっている国家としては、それが自然だったのかもしれません。

また、そうしたインパクトのあるキャラクターの実写化にしても、
近年、やっと製作技術が追い付いてきたとも考えられます。
コミックで育った世代が今度は映像の作り手に成長し、
コミックで育った世代が新鮮な実写映像を楽しむ。
これはこれで夢がある話ですね。

一方で日本のコミックの実写化は、また違った傾向と歴史があるのかもしれません。
どちらかというと個性的なキャラクターというよりも、
人間描写だったり、シチュエーションだったり、人生だったり、
生身の人間をそのまま実写化されている例が多いんじゃないかな。
先日の『イキガミ』から 『DEATH NOTE』 『NANA』 『はちみつとクローバー』
『デトロイト・メタル・シティ』 『20世紀少年』 『釣りキチ三平』 『釣りバカ日誌』
『ゲゲゲの鬼太郎』(これはオバケでした) 『のだめカンタービレ』
nomameがちょっと振り返ってこれだけありますから、
詳しい方に言わせれば、果てしなく存在するんだろうなぁ。

う~ん、映画もなかなか深いものがある・・・。
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『セックス・アンド・ザ・シティ』 [映画(外国)]

楽しいブログで楽しませて頂いているVictoria さんのオススメもあり
『セックス・アンド・ザ・シティ』を観てきました。
http://sexandthecity-movie.gyao.jp/
(原題: SEX AND THE CITY  2008年 アメリカ 144分)
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解説:
ニューヨークに暮らす女性4人の本音を赤裸々に描き、エミー賞にも輝いた
伝説の大ヒットテレビドラマがついに映画化。テレビシリーズのその後を舞台に、
キャリーら4人が恋愛に仕事に奔走する。監督はテレビ版で製作総指揮を務めた
マイケル・パトリック・キング。サラ・ジェシカ・パーカーらオリジナルキャストに加え、
『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソンも出演している。一流ブランドから寄せられた
1,000着以上の最新コレクションなど、物語を華やかに彩るファッションも見逃せない。
(シネマトゥデイ)

サラ・ジェシカ・パーカーさん(キャリー・ブラッドショー役)を中心に
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クリスティン・デイヴィスさん(シャーロット・ヨーク役)
キム・キャトラルさん(サマンサ・ジョーンズ役)
シンシア・ニクソンさん(ミランダ・ホッブス役)
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ら4人の本音を思う存分表現された作品です。

nomameはテレビシリーズを観ていないのですが、
全く気にならずに楽しめました。

率直に “いいよなぁ、女同士って!” って思いましたね。
アメリカに限らず、どこの国でもそうした良い関係って成り立つんじゃないかな。
親友の吉報や思いがけない再会にあたって、
周りの目も気にせずに奇声をあげてしまうところなんかは、
男には真似のできない微笑ましさがありました。
もちろん男には男の友情もあるんですけどね。

あとファッションは見事でしたね。
何も知らないnomameでさえも、
それぞれの場面に合わせたコーディネイトには感心しきりでした。

笑いあり、涙あり、そして気持ちの良いハッピーエンド。
確かに社会的に地位のある女性を取り上げたのかもしれませんが、
きっと専業主婦でも、子沢山のお母さんでも、苦労の毎日のOLさんでも、
女性として同じような輝かしい生き生きとした毎日を送られてるんでしょうね。
女性のみならず、男性も楽しめる作品だと思います。
ただHシーンは結構きわどいのでお子様はご注意!【PG-12指定です】

余談ですが、5月に開催されたnomameの同窓会を思い出しました。
会場に向かう駅のタクシー乗り場では、
再会を喜ぶ奇声が飛び交っていましたね。(笑)
うん、ステキなことじゃないですか。

また、その日の飲み会2次会でカラオケに行った時の、
子供向けアニメソングで盛り上がる後輩の女の子たち。
みんな可愛らしかったし、なんだかキラキラ輝いていたなぁ。

nomameのすぐ近くにも、
キャリーも、サマンサも、シャーロットも、ミランダも元気に活躍しているみたいです。
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『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』 [映画(外国)]

『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』を観ました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/clonewars/
(原題: STAR WARS: THE CLONE WARS 2008年 アメリカ 93分)
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解説:
世界的に熱狂的なファンを持つジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」シリーズの
アニメーション作品。ルーカスフィルム・アニメーション製作で、ルーカスフィルムならではの
世界観を感じさせるストーリーテリングと、独自のアニメーションスタイルを融合させた
いまだかつてない映像世界を展開していく。監督はテレビアニメ版「ザ・クローン・ウォーズ」
(原題)などを手掛けるデイヴ・フィローニ。本作の公開後には新たなテレビシリーズが
カートゥーン・ネットワークやTNTで放映されるなど、新たな「スター・ウォーズ」伝説の
幕開けといえる画期的な作品だ。(シネマトゥデイ)

あんまり期待はしていなかったのですが、
いやいや、非常に楽しめました。
言ってみれば“番外編”というか“スピンオフ”というような位置付けでしょうか。
本編自体が、実写といってもCGも踏まえた壮大なスケールですからね。
その壮大さは十分に表現されていて、ストーリー展開も裏切りません。
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本編エピソードⅠⅡⅢを観ておいた上で、本作品を観て、
ⅣⅤⅥに入っていくとういのもありかもしれませんね。
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『ダークナイト』 [映画(外国)]

昨夜は「映画!」と決意して、SATCと迷ったのですが、
水曜日はレディースデーで絶対女性客が多く、
野郎一人で寂しいヤツと思われるのもなんなので(自爆)
公開中の『ダークナイト』を観てきました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/
(原題: THE DARK KNIGHT アメリカ 152分)
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解説:
映画『バットマン ビギンズ』の続編で、バットマンの最凶最悪の宿敵であるジョーカーの登場で
混乱に陥ったゴッサムシティを守るべく、再びバットマンが死闘を繰り広げるアクション大作。
監督は前作から続投のクリストファー・ノーラン。またクリスチャン・ベイルも主人公、バットマンを
再び演じる。そして敵役のジョーカーを演じるのは2008年1月に亡くなったヒース・レジャー。
シリーズで初めてタイトルからバットマンを外し、新たな世界観を広げたダークな展開に目が
離せない。(シネマトゥデイ)

いやぁ面白かった。
「バットマン」シリーズは前作「バットマン ビギンズ」しか観ていませんが、
全てに渡り上回る出来栄えなのではないでしょうか。
その最大の要素は飛び抜けた悪役キャラクターの存在でしょう。

ヒース・レジャーさん(ジョーカー役)
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異様なメイクも加味されているとはいえ、
およそ人間の思考では計り知れないほどの
狂気の世界を表現されていますね。

現実の凶悪犯罪者を、実際につぶさに見極めることは不可能ですが、
きっとジョーカーのような理解不能の思考と行動なんだろうなと、
正直ゾッとしましたね。

これだけの演技をされたヒース・レジャーさんが既にこの世にいらっしゃらないのは、
非常に残念なことです。

あと作品の魅力は、登場人物の描写にメリハリがあって分かりやすいことでしょうか。

クリスチャン・ベイルさん(ブルース・ウェイン/バットマン役)
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前作以上に、苦悩に打ち拉がれる姿には吸い込まれました。

アーロン・エッカートさん(ハービー・デント検事/トゥーフェイス役)
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『幸せのレシピ』のような好青年のイメージから、
だんだんと悪に染まっていくのは衝撃的でしたね。

他にも
ゲイリー・オールドマンさん(ゴードン警部補役)
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マイケル・ケインさん(アルフレッド役)
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モーガン・フリーマンさん(ルーシャス・フォックス役)
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それぞれの脇役の方々が、
出しゃばることなく、物足りないこともなく、
素晴らしい存在感と演技なんです。

ストーリーの展開も収束と見せかけながら大どんでん返しがあり、
心地良い緊張感が途切れませんでした。

見事な作品です。
nomameの今年のベスト3に入るかも・・・?
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『パルプ・フィクション』 [映画(外国)]

DVDで 『パルプ・フィクション』 を観ました。
(1994年 アメリカ 154分)
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解説:
「レザボアドッグス」のQ・タランティーノによる異色のバイオレンス・アクション。
強盗の計画を立てているカップルを導入部に、盗まれたトランクを取り戻そうとする
二人組のギャング、ビンセントとジュールス。ボスの情婦と一晩のデートをするハメになるビンセント。
ボクシングの八百長試合で金を受け取るボクサーのブッチ。誤って人を殺し
血塗れになった車の処理に右往左往するビンセントとジュールス。ギャングのボス、マーセルスを
軸としたこれらの物語がラストに向けて収束していく……。(allcinema ONLINE)

鬼才とも呼ばれる、クエンティン・タランティーノ監督の作品。
『キル・ビル』でこの監督を知ったnomameとしては、
一度観てみないと、と思い続けていた作品です。

各種映画賞の受賞も
  アカデミー賞(脚本賞)(1995年)
  カンヌ国際映画祭(パルム・ドール)(1994年)
  ゴールデン・グローブ(脚本賞)(1994年)
というように、相当高い評価だったんですね。
それに14年も前の作品だったことは驚きです。

軸となるのはジョン・トラヴォルタさん(ビンセント役)とサミュエル・L・ジャクソンさん(ジュールス役)。
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トラヴォルタさんは『ヘアスプレー』、ジャクソンさんは『ジャンパー』を思い出して、

ユマ・サーマンさん(ミア役) はやはり『キルビル』
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ブルース・ウィリスさん(ブッチ役)は『シックス・センス』や『アルマゲドン』
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ハーヴェイ・カイテルさん(ザ・ウルフ役)は『ナショナル・トレジャー』
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nomameが映画を観始めたのが、ここ数年のことですから、
最近の出演作品のイメージを重ねて観てしまうのは、申し訳ないところですね。

さて作品の感想。
たぶんnomameが期待して期待して、期待しすぎました。
面白かったですけど、ちょっと微妙です。
nomameが付いていけてないんだろうなあ。

テンポも良いし、音楽も、アクションも、ダンスシーンのような見せ場も、
たくさんの魅力に溢れています。
色々なエピソードが展開されて、最後にまとまっていくという手法も
まったく気にならないですしね。

クエンティン・タランティーノ監督は作り手でありながら、
相当数の映画を観てきた鑑賞者でもあって、
ついでに出演までしちゃっています。

これからの監督作品を観る上で、やはり必要だったなと思います。

う~ん、レポになっていないなあ。
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『奇跡のシンフォニー』 [映画(外国)]

公開中の『奇跡のシンフォニー』を観ました。
【ややネタバレあります】
http://www.kiseki-symphony.com/
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解説:
孤児の少年が音楽と出会い、音楽によって両親とのきずなを取り戻す感動の
ファンタジードラマ。『ネバーランド』『スパイダーウィックの謎』の子役フレディ・ハイモアが
主人公の少年を好演。少年を音楽の世界へと導く元ストリート・ミュージシャンを
ロビン・ウィリアムズが演じる。監督は『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』で脚本を
手掛けたカーステン・シェリダン。音楽が人に与えてくれる不思議な力と親子愛が、
感動の涙を誘う。(シネマトゥデイ)

今回もフレディ・ハイモアくんにやられましたね。
見事な演技でした。
nomameが鑑賞してきた過去の出演作品

  『ネバーランド』(2004) ピーター・ルウェリン・デイヴィズ役
  『チャーリーとチョコレート工場』(2005) チャーリー・バケット役
  『スパイダーウィックの謎』(2008) サイモン役/ジャレッド役

などでも重要な役どころを重ねてきているのに、
そうしたイメージがダブってしまうこともなく、
かといって今作品のキャラクターが物足りないということもなく、
自然に共感できる演技をされています。
才能であったり努力であったり、裏付けるものは何であれ、
一人の俳優としての実力は素晴らしいものがあると思います。

さて作品の感想としては、
こうした音楽を取り上げた作品の最も難しいのは、何といっても実際の演奏シーン。
製作側としては時間・場所・楽器の手配などの理由から、
必要であるはずの演奏シーンをどうしてもごまかしてしまいます。
専門家が演奏している手のアップに、
演奏している俳優の肩から上を撮影して差し込むとか・・・。
ありがちだよなぁ。(苦笑)

この『奇跡のシンフォニー』に関しては、
ケリー・ラッセルさん(ライラ・ノヴァチェク役)
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の前半のチェロの演奏シーンで、やや不自然さが残ってはいたものの、
後半は相当克服されていて、自然に溶け込んでいました。

またギターの演奏法は詳しくはありませんが、
ハイモアくんが喜びに溢れてギターを演奏する姿は感動的です。
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相当な時間、練習を重ねたんでしょうね。

ハッピーエンドに向かっていくストーリーも、ベタベタというわけではなく、
テンポ良く進んでいきます。
最後のハイモアくんの笑顔に向かって、
「よかったね!よかったね!」という気持ちでいっぱいになりました。

幸いにしてnomame自身も演奏したり、指揮する機会がありますから、
まあ、大したことはできないのは承知していますけど、(苦笑)
自分が何を伝えられるか、残すことができるか、真摯に見つめたいと思います。

個人的には、ハイモアくん演じるオーガスト・ラッシュが作曲した「AUGUST`S RHAPSODY」。
これがグラスハープあり、ゴスペルあり、かっこいいチェロのソロあり、
非常に盛りだくさんの楽しめそうな曲に仕上がっているんですね。
きちんと生演奏で聴いてみたら素敵だろうな。
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『ランボー 最後の戦場』 [映画(外国)]

『ランボー 最後の戦場』を観ました。
http://rambo.gyao.jp/
【ややネタバレあり】

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解説:
“世界最強の一人軍隊”として、アンチヒーロー像を世に示し、大ヒットした『ランボー』
シリーズの第4弾。シルヴェスター・スタローンが、監督、脚本、主演の3役をこなし、
およそ20年ぶりに“孤高の戦士”ランボーをスクリーンによみがえらせた。
ミャンマーのジャングルを駆け回り、次々に敵を倒していくランボーの姿は、
とても還暦を迎えたスタローンが演じているとは思えないほど激しく迫力満点。
(シネマトゥデイ)

う~ん、正直言って満足はできませんでした。
過去3作は非常に楽しめた思い出があるんですけどねぇ。

いや、何かが欠けているわけじゃないんです。
派手な銃撃シーンや爆発シーン、
ランボーの弓矢での攻撃、
武器である刃物を自前で製造するところ、
ちょっと不器用な女性への思いやり、
敵の攻撃で傷付き苦痛に叫ぶところ、
ランボーの心の葛藤、
激しいけれど荘厳なBGM、、、、、、

「ランボー」の「ランボー」たる要素は、間違いなく揃っていたと思うんですけど・・・。
何ていうか、それらの要素が全体的に少しずつレベル下げちゃった感じ?
もしくは作品自体でフェードアウトしちゃう感じ?

おそらくシリーズ最終作になりそうな気配だし、
「ランボー」シリーズがその使命を果たし終えたってところでしょうか。
ちょっとパワー不足、エネルギー不足の作品になってしまったことは残念でしたね。
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『きみに読む物語』 [映画(外国)]

DVDで『きみに読む物語』を観ました。
(2004年 原題:THE NOTEBOOK 123分)

きみに読む物語 スタンダード・エディション

きみに読む物語 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD


解説:
『メッセージ・イン・ア・ボトル』などで知られるニコラス・パークスのベストセラー小説を映画化。
身分違いの純愛を貫く若き恋人同士の情熱的な愛と彼らの行く末がつづられる。
監督は『シーズ・ソー・ラヴリー』のニック・カサヴェテス。
出演は『16歳の合衆国』の若手トップスター、ライアン・ゴズリング、本作の演技で
一躍注目を集めたレイチェル・マクアダムス、カサヴェテス監督の実母ジーナ・ローランズら。
涙なしには見られない、珠玉のラブストーリー。(シネマトゥデイ)

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公開当時、まったく気にせずに、
余ってしまった時間つぶしに新宿で観たのを思い出します。
そしたらそしたら、、、、、、
観終わったらハンカチがグショグショになるくらい、泣かされる作品だったのです。
顔がとんでもないことになっていて、しばらく席を立てませんでした。(苦笑)

純愛だし、無償の愛だし、時に困難にぶつかって苦しむし、
言ってみればコッテコテのメロドラマなんですけどね。
言葉にできないくらい心を揺り動かされる作品でした。

特にジェームズ・ガーナーさん(デューク役)
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この穏やかな、でも全く動じない強さも兼ね備えた優しい笑顔で
“僕たちの愛に不可能なことは無いさ”
って言っちゃうんですよ!
“そう言えるあなたがうらやましい!” “俺も誰かに言いてぇ~!”
って思ったものです。(自爆)

あとnomame的には気になる邦題も
原題を超えるくらい絶妙なネーミングだと思いましたね。

あまりに感動して、誰かに伝えたくなって、
大切な後輩夫婦にも思わずプレゼントしちゃいましたしね。
今のところ、nomameの人生のベスト3に入る作品です。
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『レオン』 [映画(外国)]

DVDで映画『レオン』を観ました。(1994年)
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解説:
 「ニキータ」のリュック・ベッソンが初めてアメリカで製作したバイオレンス・アクション。
ニューヨークを舞台に、凄腕の殺し屋レオンと12歳の少女マチルダの純愛と戦いを描く。
大都会の片隅で出会った孤独なふたりの葛藤と壮絶なアクション・シーンが
ほどよくブレンドされた佳作だが、その功績は朴訥だが頼もしいJ・レノと繊細でいて
たくましいN・ポートマンの二人の魅力に負うところが大きい。
(allcinema ONLINE)

14年前の作品とは思えないほど古さなど全く感じさせず、
完成度の高い作品だと思います。
おそらく公開当時は話題に上ったのではないでしょうか。
まさに色あせない作品と呼べるものだと思います。

映像、音楽、アクション、キャストの演技を通じて緊張感が保たれていて、
すべてが融合した上で充実した作品としてまとまっていると思いました。

あと思ったのはやはりジャン・レノさんは風貌が加味されているとはいえ
個性、表現力、存在感はすごいものがあるし、
ナタリー・ポートマンさんは、
2000人の候補者の中からマチルダ役を射止めて華々しいデビューを飾っています。

このお二人のこの後の成功を方向付ける、重要な作品なのでしょうね。
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