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『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』 [映画(外国)]

【ネタバレ少しあります】
やっと観にいけました。
『レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―』
(製作国・地域: アメリカ/中国/日本/台湾/韓国 上映時間: 144分)
http://redcliff.jp/index.html
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解説:
アジア映画としては歴代最高の大ヒットを記録した、『レッドクリフ Part I』の続編となる歴史スペクタクル。『レッドクリフ Part I』から連なる赤壁の戦いもクライマックスに突入し、孫権軍と劉備軍との連合軍が曹操の大軍に立ち向かう様をダイナミックに描く。監督やキャストは『レッドクリフ Part I』と同じく、ジョン・ウーにトニー・レオン、金城武などのアジアの大スターたち。85万人にのぼる両軍兵士たちのアクションはもちろんのこと、偉大な英雄たちが繰り広げる感動的なドラマを楽しみたい。(シネマトゥデイ)

『Part Ⅰ』の記事は(コチラ)。

いやぁ、まさにスペクタクルと呼ぶにふさわしいスケール。
特に大量の火薬を使用しての爆発・炎上シーンなんかは
そうそう撮り直しが出来るものではないでしょうからね。
御苦労も多かったんでしょうけれど、
単に燃え盛るだけでなく、
一つ一つの衝突、爆発、炎上シーンが
意味合いやストーリーを感じさせてくれて引き込まれましたね。

トニー・レオンさん(周瑜役)
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金城武さん(孔明役)
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フー・ジュンさん(趙雲役)
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もちろん他の皆さんもそうですが、
キャストは気持ち良いくらいの“はまり役”ですね。
『Part Ⅰ』と比較すると金城武さん(孔明役)の出番が少なめかな?
でも、ここぞというときの孔明の存在感は発揮されていましたね。
フー・ジュンさんはnomameのお気に入りなので画像は2枚ね。(笑)

今回nomameが感じたのは“ひとことの重み”ですね。
中村獅童さん(甘興役)が戦いの中で命を落としたことを知らされた時、
フー・ジュンさん(趙雲役)が、
視線は前を真っ直ぐに見つめながら「無駄にはしません」と。

赤壁の戦いで勝利を収めたトニー・レオンさん(周瑜役)が、
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死者が溢れる悲惨な風景(↑)を目にした時、「勝者はいない」と。

この二つはnomameに刺さりましたねぇ。

人生において、身近な仲間や同志の意志は
いつまでも忘れずに、心に刻む自分でありたいです。
(すみません、うまく言えませんね。)

また体制上や権力の上で勝敗が決まったとしても、
戦争は命を落とす者がいて、
その死を悲しむ家族がいるのは間違いないのですから、
この一言で締めくくって下さったことに、
ジョン・ウー監督には感謝したいです。(変な言い方かしら?)

ⅠとⅡを続けて鑑賞してみても、
新たな感想が生まれるかもしれませんね。
DVD発売が楽しみです。
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『ワルキューレ』 [映画(外国)]

時間が無いのは分かっていますが、
さっさと寝ればいいのは分かっていますが、
気晴らしさせて頂きました。
現実逃避って言わないで下さい。

公開中の『ワルキューレ』を観ました。
【ネタバレややあります】
(原題: VALKYRIE  製作国・地域: アメリカ/ドイツ 上映時間: 120分)
http://www.valkyrie-movie.net/
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解説:
第二次世界大戦時に実際にあったヒトラー暗殺計画を題材に、トム・クルーズが主演を務める戦争サスペンス。ヒトラーの独裁政権に屈する者と世界を変えようとする者、そして両者の裏で陰謀をたくらむ者が、戦争の混乱の中で繰り広げる駆け引きを描く。監督は『ユージュアル・サスペクツ』『スーパーマン リターンズ』などのヒットを飛ばすブライアン・シンガー。ケネス・ブラナーやテレンス・スタンプなどの演技派キャストが脇を固め、最後まで緊張の糸が途切れないドラマを展開させる。(シネマトゥデイ)

解説の通り、事実に基づく作品。
現実にヒトラー暗殺計画はおよそ40件もあったそうです。

確かにタイトルは劇的ですし、
暗殺計画を題材にしているという点から、
大きくイメージを膨らませる方も多いでしょうけれど、
それは正しくありません。

心の支えとなる愛情も
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暗殺計画を進める同志の絆も
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計画推進の描写も
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計画がばれてからの抵抗も
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飛びぬけて派手なシーンに仕上げたりはしていません。
作品としては地味だと感じましたし、
割と淡々と進んでいきます。

でもそれこそ監督さんが表現したかったことなのかもしれませんね。
一つの歴史・出来事を、派手な表現に目を奪われることなく
映像として残しておくこと。

また、nomameが全編を通じて感じたのは“緊張感”。

 相手に決断を迫る緊張感
 自分が決断できない緊張感
 愛する家族と離れる緊張感
 作戦を実行する緊張感
 自分が行動を起こす緊張感
 同じ決意を共有する緊張感

どのシーンもそうした緊迫感に溢れていて
素晴らしい構成だったと思います。
作戦推進の仲間が、
意思表示のカードを手に持って
トム・クルーズ演じるシュタウフェンベルク大佐を見つめるシーンなんかは、
その不動の信念に、思わず泣いてしまいましたね。

もう一つ、衝撃的だったのは、
この作戦を執念を持って進めたのは一人の青年であり、
脚を引っ張ったのは一人の臆病な年寄りだったこと。
どこの世界も同じでしょうね。
結局は、その臆病な心が作戦を失敗させたという見方も出来るでしょう。

nomame自身は何事も前向きに勇気を持って進んでいきたいし、
例え年を重ねた立場になったとしても、
若い人のやる気やエネルギーの邪魔にはなりたくないものだと・・・・。

評価は分かれるかも知れませんが、
nomameは色々学び取った感じがして、観て良かったですね。
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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』 [映画(外国)]

昨夜は予定していた食事が流れてしまったため、
凹みながらですが、錦糸町TOHOシネマズに出掛けて、
『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観てきました。
(原題: THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON  167分)
http://wwws.warnerbros.co.jp/benjaminbutton/
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解説:
F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を『セブン』のデヴィッド・フィンチャーが映画化
した感動巨編。第一次世界大戦時から21世紀に至るまでのニューオリンズを舞台に、
80代で生まれ、徐々に若返っていく男の数奇な運命が描かれる。主人公のベンジャミン・バトン
を演じるのはフィンチャー監督作に3度目の主演となるブラッド・ピット。共演は『バベル』でも
ブラッドと顔を合わせたケイト・ブランシェット。誰とも違う人生の旅路を歩む、ベンジャミン・
バトンの運命の行方に注目だ。(シネマトゥデイ)

凹んだのがブっ飛びました。
オススメです!
nomameの現在までの今年№1です!

最近の作品では長めの167分という大作。
座席に着いてからエンドロール後に立ち上がるまで3時間!
でもその長さを感じさせないんですよ。
理由は何かというと、変に派手なことをしないで、
おそらくありえない設定ではあるんですけれど、
淡々と進んでいくストーリーと、演じる登場人物が素晴らしいんです。

ブラッド・ピットさん(ベンジャミン・バトン役)
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雰囲気や表情など、どのシーンも目が離せませんでした。
難しい役柄だったんだろうなぁ・・・。
『オーシャンズ』シリーズのアクティブなお兄ちゃんのイメージが強いですけど、
“ブラピ!ブラピ!”なんて軽々しく呼んじゃいけないな、なんて感じましたね。(笑)

ケイト・ブランシェットさん(デイジー役)
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今回知ったんですけど、nomameの1コ下なんですね。
本当に素敵な女性像を演じられていました。
女性としての美しさを内面からも表現されていたように思いましたね。
マジ惚れそう・・・。(自爆)
ツーショットだとブラッド・ピットさんをも超える存在感でしたね。

ティルダ・スウィントンさん(エリザベス・アボット役)
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え、出演してたんだっていうくらいビックリしました。
チョイ役とは言わないまでも「もったいない」という感じでしたが、
実は重要な役柄なんです。
これは観ていて嬉しくなる展開でしたね。

お二人ともアカデミー賞助演女優賞を取られているんですね。
そうした演技と存在感の勝負みたいな感じも見どころだと思います。

また他のキャストも、皆さんいい味出されているんですよ。

生老病死とか愛別離苦とか、簡単に口に出来ちゃいますし、
それぞれを取り出してもたくさんのドラマが生まれるんでしょうけれど、
“伝えたいことはこれなんだ!” みたいな直接的なものではなく、
鑑賞する一人一人に、じっくりと考えさせてくれる映画。

nomameとしては、
この映画を観た方は一人も残らず「良い映画だね」って言ってほしい。
図々しいですけど、そんなことを思いました。
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『マンマ・ミーア!』 [映画(外国)]

公開中の『マンマ・ミーア!』を観ました。
【ややネタバレあります】
(原題: MAMMA MIA! 108分)
http://www.mamma-mia-movie.jp/
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解説:
全世界170都市以上で上演され、空前の大ヒットを記録した同名ミュージカルを映画化。
ギリシャの小島を舞台に、20歳の花嫁ソフィの結婚式前日から当日までの物語が、伝説の
ポップグループ、ABBAの大ヒットナンバーに乗せてつづられる。監督は舞台版の演出を
手掛けたフィリダ・ロイド。主人公ソフィを「ヴェロニカ・マーズ」のアマンダ・セイフライド、
その母を名女優メリル・ストリープが演じる。豪華キャストの素晴らしい歌声に注目。
(シネマトゥデイ)

naonao さんのレポ(コチラ)とVictoria さんのレポ(コチラ)で十分に盛り上げて頂き、
やっと観に行けました。

いやぁ、楽しかった!
これだけストレートに楽しませてくれた作品は
nomame的には2007年の『ヘアスプレー』以来かもしれません。

過去に何かあったって、くよくよしちゃいけない。
前向きに頑張らなきゃ!
単純かもしれないけど、それでもいいじゃない!

もちろんABBAの名曲あってのこの映画でしょうし、
舞台との比較とかも出来るんでしょうけれど、
ミュージカル映画として十分に楽しめました。
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すごいなぁと思ったのは、とにかくメリル・ストリープさん(ドナ役)
『プラダを着た悪魔』(2006年)で顔を覚えて、
『大いなる陰謀』(2007年)で納得して、
この『マンマ・ミーア!』で感動させて頂きましたね。
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かつての彼氏との再会に落ち着かなくなったり、
鼻を真っ赤にして泣いたり、
親友とシモネタで馬鹿笑いしたり、
ベッドの上ではしゃいで飛び跳ねたり、
娘の花嫁衣装の支度に感激したり、
どの演技も可愛らしくて、格好良くて、素晴らしいんです。
まさに名女優と呼ぶにふさわしい存在です。
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あとは全編に流れるABBAの名曲。
対訳が表示されるので、今までの曲調やリズムや雰囲気のみから、
改めて歌詞の素晴らしさも堪能しました。

この作品のコピー
  『どんなことがあっても、笑っていよう。自分の人生がもっと好きになる。』
素敵じゃないですか!
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『チェ 28歳の革命』と『チェ 39歳 別れの手紙』 [映画(外国)]

チェ・ゲバラの2部作を観ました。【長文になります】
http://che.gyao.jp/

『チェ 28歳の革命』 (原題: CHE: PART ONE/THE ARGENTINE  132分)
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解説:
偉大な革命家でカリスマ的存在ともなっているチェ・ゲバラの、闘士としての半生を
2部作で描く歴史ドラマの前編。フィデル・カストロと出会ったチェ・ゲバラが、キューバ革命へと
突き進む過程がドラマチックに展開される。監督と主演は『トラフィック』でも数々の映画賞に
輝いた、スティーヴン・ソダーバーグとベニチオ・デル・トロ。フィデル・カストロは、
『ウェルカム!ヘヴン』のデミアン・ビチルが演じる。俳優たちの熱演とともに、リアルに描かれた
ゲリラ戦にも注目。(シネマトゥデイ)

『チェ 39歳 別れの手紙』 (原題: CHE: PART TWO/GUERRILLA 133分)
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解説:
革命の英雄、チェ・ゲバラを描いた歴史ドラマ2部作の後編で、キューバ革命後もなお
世界の革命を指導することに闘志を燃やすチェ・ゲバラの死までを衝撃的に描く。監督は
『オーシャンズ』シリーズのスティーヴン・ソダーバーグ。オスカーを受賞した『トラフィック』
以来のソダーバーグ監督作出演となるベニチオ・デル・トロが、風ぼうまで似せてチェ・ゲバラの
革命への熱意を体現。すべての人の自由と平等のために闘うひたむきなチェ・ゲバラの姿に
心が熱くなる。(シネマトゥデイ)

さてnomameのレポです。
まずはnomame自身の大前提。
武力闘争には絶対反対です。
たとえ結果的に勝利を収めても、間違いなく犠牲を生むから・・・。

その上で、いろいろ考えさせられました。
「ゲバラ」という名前と、南米の革命家くらいしか知識がない中で鑑賞しましたが、
いい映画だなというのが率直な感想です。

カストロという友に出会うことにより、目的のために戦い始めるゲバラ。
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結果として武力革命でしたけど、
やはり目的に向かう中では人とのつながりは大事だなと思います。
もちろん苦手な人も多いでしょうし、何も社交的でなくても良いですが、
人との関わりを避けるのではなくて、
やはり積極的に人と関わっていくことが、人の生き方として必要だと思いますね。
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だからnomameとしては『28歳』と『39歳』の違いは、
ゲバラが関わる人のつながりにあるんだなと感じます。
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革命の失敗に際して、原因はさまざまあるでしょうが、
『39歳』は間違いなく人に恵まれていません。

逆に言うと、最後の最後までゲバラの生き方自体は不変だったんです。

革命という目的のためには自分も他人さえも妥協を許さず、ぶれることなく前進していく。
その目的からはみ出したら、決して黙ってはいられない。
解説にもあるように、ひたむき過ぎるほどにひたむきでした。
その生き様そのものは、とてつもなく輝かしいし、魅力に溢れています。
違った環境だったら一緒に戦いたいとさえ思いましたから・・・。

そうしたゲバラの魅力の根底にあるものは「愛」でした。
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民衆を愛し、
友を愛し、
家族を愛し、
自分を愛し、
学問を愛し、
文学を愛し、
故郷を愛し、
自然を愛し、
死ぬまで愛し続けていたようです。

タイトルの“別れの手紙”というのは、カストロに宛てたものを指しますが、
nomame的には、公式ホームページやプログラムに掲載されている、
ゲバラの子供たちに宛てた手紙に泣けてしまいました。

 この手紙を読まねばならないとき、
 お父さんはそばにいられないでしょう。
 世界のどこかで誰かが不正な目にあっているとき、
 いたみを感じることができるようになりなさい。
 これが革命家において、最も美しい資質です。
 子供たちよ、いつまでもお前たちに会いたいと思っている。
 だが今は、大きなキスを送り、抱きしめよう。
   お父さんより
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『007/慰めの報酬』 [映画(外国)]

先週公開された『007/慰めの報酬』を観ました。
(上映時間: 106分)
【ネタバレあります】
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http://www.sonypictures.jp/movies/quantumofsolace/

解説:
イギリスの諜報部に属するスパイ、ジェームズ・ボンドの諜報活動を描く
人気スパイ・アクションのシリーズ第22弾。前作のエンディングから続く本作では、
任務と個人的な復讐(ふくしゅう)の間で葛藤(かっとう)するボンドの姿を映し出す。
監督は『チョコレート』のマーク・フォースター。ボンド役をダニエル・クレイグが続投し、
『潜水服は蝶の夢を見る』のマチュー・アマルリックが悪役で登場する。
世界でロケを敢行したスケール倍増のアクションに圧倒される。(シネマトゥデイ)

上記の通り「007」シリーズとしては22作目。
そんなになるんですねぇ。
ですが、DVDを含めてもnomameがちゃんと鑑賞したのは、
前作『007/カジノ・ロワイヤル』だけなので、
あまり過去の作品との比較は出来ませんので念のため・・・・。

それにしてもダニエル・クレイグさん(ジェームズ・ボンド役)はカッコいい!
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特にnomameの好みは戦いの後の傷だらけがたまらんです!(喜)
傷を負う男の美しさみたいなものがありますね。
宣伝で出てくる、ロープに吊り上げられながらの射撃はゾクゾクしましたね。

他にもアストンマーチンを駆使してのカーチェイスも、
ボート、飛行機、バイクといった運転シーンも、
世界中の都市で溶け込んじゃう雰囲気も、
最新機能の携帯電話など007お馴染みのアイテムを使いながらの諜報活動も、
期待通り登場してくれて満足です。

でもですね、良かったのはこれくらいなんだなぁ・・・・。

もちろん各キャストは良かったんです。
ボンドガールのオルガ・キュリレンコさん(カミーユ役)
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敵役のマチュー・アマルリックさん(ドミニク・グリーン役)
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前作からのレギュラー陣
ジュディ・デンチさん(M役)
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ジェフリー・ライトさん(フィリックス・レイター役)
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皆さん存在感もあって、いいお芝居で交わっていたと思います。

まあ不満を挙げるなら、
 ・敵役のインパクトや悪辣さが足りない
 ・裏切りシーンの前後のつながりが不明瞭
 ・深みはあったとしても内容や状況を理解しずらい
てなところでしょうか。

変に新アイテムなどに頼らず、
リアルさを目指しながら作られたのかもしれませんが、
007としては、ちょっとドキドキ感、ワクワク感を感じさせてくれる度合いが
少なかったかもしれませんね。
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『WALL・E/ウォーリー』 [映画(外国)]

先週末ですが、公開中の 『WALL・E/ウォーリー』 を観ました。
http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/index.html
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解説:
西暦2700年の荒廃した地球と広大な宇宙を舞台に、独りぼっちで地球に残された
“地球型ゴミ処理ロボット”WALL・E(ウォーリー)の恋と冒険を描くファンタジーアニメ。
ウォーリーが初恋のロボット、イヴを救うために宇宙へと冒険の旅へ出る。
ディズニー/ピクサーによる製作で、監督は『ファインディング・ニモ』でアカデミー賞を受賞した
アンドリュー・スタントン。地球環境が危ぶまれている今、壮大で美しい宇宙と対比して
廃虚となった地球の姿が切ない。(シネマトゥデイ)

はい、宣伝通り期待を裏切らない、いい映画でしたね。
ほとんど目の動きだけでしか伝えられないロボットの感情表現は見事でしたし、
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宇宙の風景、キャラクターのスピード感など、映像はリアルで美しかったです。
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あとは風刺というか問題提起は鋭かったですね。
その場面になったとき、一瞬軽い緊張感を感じましたから・・・・。

だけど決して重くなるわけでなく、
おそらく子供にとっては笑って流せるものでしょうね。
そこらへんは作り手の上手さなんでしょう。

こういう主張性は、逆にアニメの方が実写作品以上にインパクトがあり、
生々しさとかもコントロールもしやすいのかなと感じました。

楽しさにも溢れて、アニメ作品が持つ底力というものも見せつけてくれました。
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『ワールド・オブ・ライズ』 [映画(外国)]

公開中の『ワールド・オブ・ライズ』を観てきました。
http://wwws.warnerbros.co.jp/bodyoflies/
(原題: BODY OF LIES  上映時間: 128分 )
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解説:
CIAに雇われた元ジャーナリストの男が、ヨルダンで大規模なテロ組織を追跡する姿を描く
サスペンス・ドラマ。ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、デヴィッド・イグネイシャスの原作を
『アメリカン・ギャングスター』のリドリー・スコット監督が映像化。テロ組織に潜入する
主人公をレオナルド・ディカプリオが熱演するほか、ベテランCIA局員をラッセル・クロウが
好演。 敵も味方も入り乱れた緊迫感みなぎるドラマに圧倒される。(シネマトゥデイ)

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nomameの今年初めての鑑賞です。
『チェ 28歳の革命』とか『ミーアキャット』、『WALL・E/ウォーリー』、
『K-20怪人二十面相・伝』、どれにしようか迷いましたが、
もともと諜報モノは好きなので楽しみでしたし、
どうも雰囲気的に終わりも近そうなので、(苦笑)
とりあえず選んでみました。

ぶっちゃけ、、、、いやぁ、中途半端だったなぁ。(沈)

テロという悪魔の所業との戦いを軸にして、
刻一刻と変化する世界情勢を、様々な都市に舞台を移して取り上げる手法。
最初のうちは、そのワールドワイドな感覚がワクワクしましたが、
途中からは惰性でしたね。

タイトルに“LIES”と謳うくらいなんだから、
そうした“騙し騙され”的な駆け引きにも期待していましたが、
残念ながらさっぱり・・・・。

CIAエージェントであるレオナルド・ディカプリオさん(ロジャー・フェリス役)と
上司にあたるラッセル・クロウさん(エド・ホフマン役)。
宣伝を見ていた時点で、
諜報界に生きるこの二人の生きざまを
非常に楽しみにしていたんですけどねぇ。

どうもこのお二人、作品に恵まれない気がするんですけど・・・。
実力あると思うんだけどなぁ。
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2008年に観た映画 [映画(外国)]

年末恒例ではないですが、この一年の鑑賞作品をまとめてみました。
ちなみにDVDを除いて外国映画22本に日本映画が12本、合計34本。
過去は
  2003年が29本
  2004年が46本
  2005年が38本
  2006年が33本
  2007年が37本
でしたので、ほぼ同数ってところでしょうか。
まだまだ観たかった作品はあるんですけどねぇ。

以下の評価はまったくの主観と好みによるものですから、
お気に入りの方とか、怒らないで下さいね。(願)

ちなみに○はオススメ、◎は今年観たベスト5です。

○ ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
○ 茶々 天涯の貴妃(おんな)
   アイ・アム・レジェンド
◎ ラスト、コーション
   スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
○ チーム・バチスタの栄光
○ L change the WorLd
○ エリザベス:ゴールデン・エイジ
○ バンテージ・ポイント
   ノーカントリー
○ 魔法にかけられて
   ジャンパー
○ スパイダーウィックの謎
   ヒットマン
○ うた魂
○ フィクサー
○ 大いなる陰謀
○ 最高の人生の見つけ方
○ 僕の彼女はサイボーグ
   ランボー 最後の戦場
◎ 奇跡のシンフォニー
○ 崖の上のポニョ
◎ ダークナイト
○ スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
○ セックス・アンド・ザ・シティ
   デトロイト・メタル・シティ
○ パコと魔法の絵本
◎ おくりびと
   イキガミ
   アイアンマン
◎ レッドクリフ Part I
○ 容疑者Xの献身
○ ブーリン家の姉妹
○ ICHI

例年はベスト3にまで絞るのですが、
今年は絞りきれませんでしたね。
『ラスト、コーション』 『奇跡のシンフォニー』 『ダークナイト』
『おくりびと』 『レッドクリフ Part I』
この5作品は本当に楽しむことができました。

参考までにDVDは以下の通り。
◎シカゴ
◎敬愛なるベートーヴェン
○ベルリン・フィルと子どもたち
○インベージョン
  レオン
  オーシャンズ11
  ベオウルフ
○パルプ・フィクション
  ブラブラバンバン
  犯人に告ぐ

あと、今年は珍しく日本映画の本数が多かったですね。
“邦画に元気が無い” なんて言い方をされている方もいるようですが、
nomameはそうは思いませんね。
魅力ある俳優さん、女優さんも多いし、
力ある監督さんによって
素晴らしい作品もたくさん生まれていると思います。

来年も楽しみたいと思います。

『ブーリン家の姉妹』 [映画(外国)]

昨夜はちょっと嫌なことがあって、“やけ映画”に直行。(苦笑)
『ブーリン家の姉妹』を観てきました。
(原題: THE OTHER BOLEYN GIRL  上映時間: 115分)
http://www.boleyn.jp/main.html
【ネタバレほとんどありません】
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解説:
16世紀のイギリスの宮廷を舞台に繰り広げられる愛憎劇。どちらも国王の寵愛を受けながら、
まったく異なる道を歩むことになる美しい姉妹の劇的な人生を鮮やかに映し出す。本作では
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンという当代きっての若手女優の夢のような共演が
実現。その兄役を『ラスベガスをぶっつぶせ』のジム・スタージェスが好演する。後にイギリスに
黄金時代をもたらしたエリザベス1世の母の壮絶な生涯に息をのむ。(シネマトゥデイ)

観ようか迷っていたところ、Victoria さんのレポ(こちら)に感激して、選んでみました。

ナタリー・ポートマンさん(アン・ブーリン役)
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『Vフォー・ヴェンデッタ』(イヴィー役 2005年)で
丸坊主にまでされた迫力の演技を思い出しました。
今作品も、淡々と狂気の世界に踏み込んでいく様子は
恐ろしささえ感じましたね。

スカーレット・ヨハンソンさん(メアリー・ブーリン役)
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『ブラック・ダリア』(ケイ・レイク役 2006年)
『プレステージ』(オリヴィア役 2006年)
『アイランド』(ジョーダン・2・デルタ役 2005年)
などでは、飛び抜けた美貌を武器に存在感を示してこられましたが、
今作品は謙譲と純粋さを兼ね備えつつも、
芯の強い妹役を演じられています。

この若手女優二人の競演は本当に見応えありました。
その一方でnomameが感じたのは男の愚かさですね。

一般によく聞く男の急所は 「金」 「酒」 「女」 の三つ。
この映画ではイングランド王・ヘンリー8世が「女」に狂って道を踏み外し、
ブーリン家当主・トーマス・ブーリン卿が「金(名誉)」に狂って家族を崩壊させます。

そうした男の狂いや愚かさを正す努力をするのが、
やっぱり女性であり母なんですね。
いつの時代も、どこにあっても、構図は一緒なんだなぁ。(汗汗)

nomame40歳、狂わないように頑張ります。(爆)
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